あの日、K先輩のお兄さんの家にいってから数日が過ぎた。
部活には休まず行っているが、K先輩とはあまり話していない。あの日の事が頭によぎり、自然と先輩をさけていた。
今日も話してない・・・部活もおわり、掃除も済ませ、部室に戻ると先輩たちはすでに帰っていた。携帯を見るとメールが2件入っていた。
ひとつはK先輩から、近くのマックで待ってるという内容だった。はあ・・・とため息をつき、分かりましたと返信し、2通目を見る。
K先輩のお兄さんからだ・・・
数日ぶりだな、今日の夜8時に俺の家に来い!こなかったらわかってるよな?
またか・・・どしよ、とりあえず、返信しないでK先輩のところに急ごう。
チャリで急ぐこと5分でマックについた。先輩は一人で端っこに座っている。俺を見つけると笑顔で手招きされた。やっぱり胸が痛い・・・先輩のとこにつくと、俺の分も頼んでくれてたらしく2セットあった。
たわいもない会話をしながら、それを食べてると、不意に先輩が
K先輩「最近、俺を避けてない?なんか、あった?男とそうゆうのはやっぱダメ か?」
急に言われてむせてしまった。
俺「いや、そうゆうことじゃ全然ないですよ。ちょっと最近部活でつかれてるの かもしれないです。」
俺は謝ることも、言い出すことも出来ず、その場をごまかしてしまった。また、先輩を悲しませてしまった・・・
K先輩「そうか、ならいんだけど、俺は本気だからそれだけは言っとくよ。」
俺「わかりました。俺も本気なんで、安心してください。今日もつかれたので、 そろそろかえりましょうか?」
K先輩「うん。帰ろっか(^_^)」
チャリを押しながら駅に向かいそこで、K先輩とは別れ、家に帰った。
家に着くとメールが来てることに気づく。また、お兄さんからだ・・・どうすんだ、もう、とっくに部活は終わってるだろ!!まあ、いいや、来なければ来ないでもじゃー8時な!楽しみにしてるよ!!
俺はギリギリまで悩んだが、行くしかないと思い、家をでて向かった。今日で終わりにする。もう、裏切りたくない。