ありがとうございます。
続きです。
「兄貴って呼ぶには母さんと歳が近過ぎですね」
少し笑う千明。
「お母さん何歳よ?まぁ…キレイってか可愛い人だから若いとは思うけど」
「35です」
「千明は今、高1だっけ?高校出てすぐ出産って感じか」
「在学中にデキてたらしいですけどね」
寂しそうな笑顔。
あまり家庭的な環境ではなかったのだろうか。
「あの…佐久間さん(俺の名字)」
「ん?なんだ?」
急に呼ばれ、ちょっとドキッとした。
「風呂、一緒でもいいですか?」
言葉の意味が理解できず、真っ直ぐ見つめてくる瞳と暫し見つめ合った。
「高校生なら一人で入れるだろ?」
「そうじゃなくて。その…父親とも一緒に入ったことないから、男同士の裸の付き合いとか、ちょっと憧れるっていうか…」
恥ずかしそうにする千明。
父親がいないから、その分、大人の男同士の付き合いというものに対する憧れが強いのだろう。
なぜそれを俺に求めるかは疑問だが、まぁ…悪い気はしない。
「しゃーないなぁ。なんなら俺のこと、お兄ちゃんって呼んでくれてもいいぞ?」
からかうように言ってみた。
「お、お兄ちゃん」
戸惑いながらも呼んでくれた。
なんか可愛い。
これが萌えなのか?
「冗談だよ。まぁ、呼びたいならお兄ちゃんでも兄貴でもいいけど」
気恥ずかしさを隠すために千明に背を向けた。
スーツ一式をハンガーにかけ、その他衣類を全て脱ぎ、籠に入れた。
もちろん隠す物は無い。
全裸を高校生に晒け出している。
「ほら、早く脱げよ。あ、制服はハンガーにかけて。ワイシャツ、学校指定のとかじゃないなら貸すから、大丈夫なら籠に入れて」
「は、はい」
緊張した面持ちで脱いでいく千明。
「先にシャワー浴びてるな」
「はい」
なんかこっちまで緊張して、すぐに浴室に入った。
お湯を出し、頭からシャワーを浴びる。
さっき浴びたけど、まぁいいか。
その後すぐに千明が入ってきた。
つい、全身を見てしまう。
バランスのとれた体型。
スラッと伸びた手足に締まった体。
発展途上のその体には、毛深過ぎず薄過ぎずな体毛が生えていた。
ちなみにチンコは小さめで、すっぽり皮を被っていた。
「シャワーだけでいいっしょ?」
「あ、はい」
千明は俺のチンコをチラチラと見ていた。
やっぱり気になる年頃なんだなぁ…と、自分が高校生の頃を思い出してしまった。
続きます。