「きれいな部屋ですね。」
りゅうごが言った。
「そんなことねぇよ、ものがないだけだって。」
俺のアパートは1Kの安いアパートだった。特にインテリアに凝ることもなく必要なものだけが置かれている。
「あ、でも・・・w」
ニヤニヤしながらりゅうごがパソコンデスクの横においてあったモノを手にとった。
「いいんすかぁ、こういうの置いておいてw」
それはゲイビのパッケージだった。
「いいんだよ、どうせ普段誰も来ねぇしwしかし目ざといやつだなw」
俺たちはアパートに行くまでの間に大分仲良くなってしまった。
色々話をしているとどうやらノリが合うらしい。
発展公園で会ったばかりとは思えないほどフランクな感じになってしまった。
「さて、どうするか?」
「え、どうするってw?」
ニヤニヤしながらりゅうごは俺を見る。
「言わせるなよw」
りゅうごはこっちが戸惑ってしまうほどエロくノリがいい。
この当たりはさすが体育会系やなぁと感じてしまう。
「じゃあ、一緒に風呂入りませんかw?」
こういったことをさらっと言ってしまう。
まあ、このノリがいいんだけどね。
「え、マジ?でもユニットバスだし、狭いよ?」
俺もノリノリで「おう、入ろうぜ!洗い合いしよ」と、言いたいところだけど、さすがにまだそこまでノリノリになれない。
「大丈夫っすよ^^ ってか大輔さんもぶっちゃけ一緒に入りたいっしょw?」
「ま、まあなw」
もう全てりゅうごのペースである。