遅くなってスミマセン。
続きです。
スウェットを穿かず、Tシャツを着て、ベッドに潜った。。
しばらくして丈瑠が全裸で戻ってきた。
「タオル借りちゃった」
あぁ…そういや出すのを忘れていた。
「あと…着替え、貸してくれると嬉しいんだけど…」
「しゃーないなぁ」
ベッドから出て、タンスからボクサーを取り出して渡した。
洗濯物の山からジャージもテキトーに渡した。
「その格好で寝てるの?」
「いや、いつもなら裸だよ」
「そうなんだ」
ボクサーを穿き、Tシャツを着てベッドに座る丈瑠。
「源太と同じ格好で寝ようかな」
「べつにいいけど」
二人でベッドに潜り込む。
目の前に丈瑠の顔。
たぶん心拍数が上がっているのが伝わっている。
我慢しようと思ったけどやっぱり無理。
据え膳食わぬは男の恥だろ。
俺は丈瑠に唇を近付けた。
丈瑠はそれを嫌がることなく受け入れてくれた。
重なる唇。
角度を変えながら、何度も啄むようにキスをした。
そのまま股間に右手を伸ばした時だった。
「待って」
押し返してくる丈瑠。
もしかして嫌だった?
さすがに調子に乗りすぎたか?
「源太はゲイなの?」
「そう…だよ」
「男とヤッたことあるの?」
「あるよ」
そう答えた途端に、丈瑠に抱き締められた。
「今までしてきたこと全部して。なんでもしていいから」
寂しそうな声で言う丈瑠。
「源太のこと、ずっと好きだったから。今も好きだから。ヤルだけでもイイから、少しでも源太の傍にいたい」
涙もろくなったのか?
また泣き出した。
てか、今のは告白か?
それなら返事は決まっている。
「俺も丈瑠のこと好きだよ」
「本当に?」
「あぁ。だから、今日会おうって言ったんだ。それに、好きでもない人にプレゼントなんか渡さないし」
そう言ったらまた泣き出した。
「ありがと…ありがと…」
そう呟く丈瑠をなだめるように抱いた。
この雰囲気じゃヤル気にはなれねぇよ。
性欲が落ち着いてきたら、段々と眠くなってきた。
だが、丈瑠が泣き止むまでは…。
そう思い、頑張って起きていた。
5分ほどで落ち着いてきた。
よし、そろそろいいだろう。
「今日はゆっくり休もう。明日、デートしような」
「うん」
「じゃあ、寝ような」
「うん。おやすみ」
丈瑠から唇を重ねてきた。
おやすみのチュウとか…。
幸せ過ぎる…。
そう思いながら、微睡みの中に落ちていった。
続きます。