とはいえ、具体的に何をすればいいのか分からない。
しかし、動かないことには・・・
そう思った俺は、その場を離れ公園の奥の方へ歩を進めた。
やっぱり公園の発展といえばトイレ?
ゲイビなどで仕入れたわずかな知識はそれしかなかった。
小便器に並んで・・・というアレである。
でも実際ビデオみたいに上手く行くのだろうか?
そんなことを考えているうち、俺は公園の一番奥にあるトイレに辿りついた。
この公園のトイレは結構遅くまで灯りが付いているらしい。
発展場としてよく使われるのもそれが原因かもしれない。
ハッ
ずっと考えごとをしていたので、大切なことを忘れていた。
そもそも俺のあとをあのイケメン君がついて来ていないことには何も始まらないではないか。
あわてて、俺は来た道を振り返る。
そこには気配はなく、誰も歩いてくる様子はなかった。
はぁー、やっぱり俺の勘違いだったのかぁ。
シュンとなる俺。
でも、もしかしたらってこともあるよな?
未練タラタラの俺はまだやってなかった、ダウンのストレッチをトイレの前でやり始めた。
ストレッチをして2、3分くらいたった時だった。
来た道の方から見慣れたシルエットがこちらに向かって歩いて来るのが見えた。
イケメン君だ!
俺の心臓は鼓動を速める。
どうする、どうしたらいい?
若干パニックになりそうだったが、必死に深呼吸をし、気持ちを落ちつかせた。
奴が、10メートルくらいまで、近付いてきたその時、俺は意を決し、トイレの中へと入っていった。
間違えて消したので再アップ(笑)