その後、俺と日暮は居間にいる、日暮のお母さんのとこまで行って、日暮への気持ちを全て伝えたら、日暮のお母さんから意外な答えが返ってきた。
「そうだろうと思ってたわ
アキトが、夏枝君のこと話す時の表情といい、夏枝君のアキトへの接し方を見てたらね」
どうやら、全てわかってたみたいだ。
「夏枝君、アキトのことよろしくね
そして、卒業したら3人で楽しく暮らしましょうね」
「お母さん…。」
「はい、ありがとうございます!」
お母さんに、認めてもらえた…良かった…これで、一安心や…。
〜2日後・○○高校−屋上−〜
夏枝君と恋人になってからの初登校の日。
昼休みに、明久田君に呼ばれて屋上に行くと、告白されてビックリした。
夏枝君と恋人になったことと、明久田君とは付き合えないことを伝えると、明久田君は逆上して何かの合図と共に、不良達が出て来た。
どうやら、お金で不良達を雇ってたみたいだ。
「僕と付き合わない、日暮君なんていらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないいらないッ!!
お前らぁぁあああ、やってしまええぇぇぇあああああッ!!」
明久田君の命令と共に、不良達が僕に襲いかかって来たけど、夏枝君が助けに来てくれた。
〜5秒後〜
「あとは、お前さんだけやぞ」
「ひぃぃッ…。」
なんと、不良達は秒殺だった。
1人1秒で、蹴散らしたのだ。
「まさか、俺の大事な恋人を傷つけようとして、タダで済むと思うてんちゃうやろうなぁ!?
次、またこないなことがあったら、明日の日の出拝めなくするぞ!!」
「ゴ、ゴメンなさいぃぃいいぃい、助けてママァアァアアアァァッ!!」
明久田君は、泣きながら屋上から出て行った。
「夏枝君…いや、アサト君…助けに来てくれて、ありがとう」
チュッ
僕は、助けてもらったお礼として、アサト君の頬にキスをした。
「恋人なんやから、当然やで///」
少し、照れながらそう言って、頬にキスし返された。
「アサト君」
「なんや?
日ぐ…アキト」
「愛してる、大好き♪」
「俺もや♪」
その後、明久田君と不良達は学校を退学し、どこかへ引っ越しして、高校卒業まで何事もなく、平和に学校生活を送り、2年後無事に卒業することが出来た。
卒業してからは、アサト君は僕の家で暮らし始め、お母さんの笑顔が増えた。
アサト君は格闘技道場の見習いの先生に、僕は多数のジャンルの小説家に、それぞれ仕事を頑張って行った。
−完−