〜○○高校・昼休み時間−教室−〜
あれから、僕と夏枝君はすぐさま何食わぬ顔で、教室に戻った。
不良達も、少ししてから戻ってきた。
1人の同級生に、4人掛かりで負けたのが屈辱なのか、僕達の方を人にらみした後、普通に自分の席に着いた。
それから、数時間経って今は昼休みの時間。
僕は、夏枝君と昼ご飯を食べていた。
「しかし、まさか夏枝君が格闘技の国内チャンピオンだったなんて、驚いたよ
どうりで、あんなに強かったんだ」
「俺は、小学校の頃から格闘技が好きでなぁ
最初は格闘マニアやったのに、最近になって世界チャンピオンやで」
同じクラスの人達も、教えてくれたんだけど、夏枝君は空手、中国武術、テコンドー、カポエイラ、サバットを会得しててそれぞれの国内大会で、優勝するほどの達人なんだ。
「なぁ、そういえば日暮は何で、この学校に転校して来たん?」
「あぁ、その…僕の家、母子家庭で…お父さんは僕が前の学校に通ってた頃に、他の女の人と…どこかに行ってしまったんだ…。
それから、向こうの学校でいろいろあって、こっちに転校と同時に引っ越しして来たんだよ…。」
「すまん、もうええよ(汗)
ゴメンな、聞かん方が良かったな(汗)」
「別に良いよ、大丈夫だから」
僕は、笑顔でそう言った。
「もしかして、弁当が海苔巻いたおにぎり3つって、それと関係あるんか?」
「うん…まぁ、夏枝君は良い人だし話しても、良いかな
でも、ここではちょっと…。」
「じゃぁ、話せる時間があればそん時に聞くわぁ」
「うん、ゴメンね…。」
「いや、謝らんでええよ」
夏枝君は、そう言いながら僕の頭を撫でてきた。
なんでだろう、不思議と心地良い…。
−続く−
なかなか、Hの話なくてすみません(汗)
多分、まだ先になりそうです(汗)
いろいろ、それまでの段階やドラマを描きたいと思ってるので(汗)