〜○○高校・屋上〜
「2人の男が、1人の弱い者を寄ってたかって、とんだゲス野郎共だな」
「あぁん!?」
「んだと、コラァッ!!」
あの男子は、確か同じクラスの夏枝アサト(なつえだあさと)君。
身長は、僕よりか少し高いだから160くらいかな。
でも、なんでここに…?
「おら、てめぇには関係ないからとっとと失せろよ」
「痛い目にあいたくなかったらな」
「御託は良いから、とっとと転校生からその薄汚い手を離して、消えなよ」
その時、夏枝君から少し離れた後ろの方の物陰から、コイツらの仲間っぽい2人がそっと出て来て、夏枝君に近付いて来た。
「うらぁぁあああッ!!」
「やははははは」
そして、殴りかかってきた。
「危ないッ!!」
僕が、そう叫んだのと同時に―――――
「はぁッ!!」
ドガッ、ドコッ
「ぐぇッ!?」
バタッ
まず、右側の奴の頬に裏拳をかました後、そのまま腹に正拳突きを食らわして相手は、ダウンして倒れた。
「はぁぁあああッ!!」
バキッ
「ぐぉッ!?」
バタッ
すかさず、そのまま残りの1人の頬に回し蹴りを叩き込んで、ダウンして倒れた。
「強い…。」
「おい、痛い目にあいたくなかったら、その転校生を離して失せなよ」
そう言って、夏枝君は微かに笑みを浮かべた。
「くそ、舐めんじゃねぇよおおぉぉおッ!!」
「うらぁぁあああッ!!」
夏枝君の笑みを挑発と受け取ったのか、僕から腕を離して僕を呼び出した不良の2人は、夏枝君に殴りかかって行った。
−続く−
すみません(汗)
次から本格的にアキトとアサトの物語が始まります(汗)
@とAは、プロローグと思って下さいm(_ _)m