これは、高1の2学期にとある高校に転校したの頃の話
〜○○高校・休み時間−屋上−〜
僕の名前は、日暮アキト(ひぐらしあきと)。
高校1年生で、今日この○○高校に転校して来たんだ。
だけど、身長157のチビで大人しい性格のせいか、さっそくクラスの不良2人組に目を付けられた。
ちょうど、休み時間1人で誰もいない廊下を歩いてるとこに話しかけられ、屋上まで連れて行かれた。
「何か用なの…?」
僕は、2人組に聞いた。
「お前、転校早々くれぇんだよッ!」
「てめぇみたいな暗い奴見ると、ウザくてイジメたくなるんだよッ!」
「その、ゴメンなさい…。」
僕は、怖くてとりあえず謝った。
「まぁ、良い
お前、このままじゃ他の奴に目を付けられて、イジメられちゃうぞ?」
「俺らが、守ってやるぞ」
「え?」
「1ヶ月、1万だ」
「それぐらい、安いもんだろ?」
「け、結構ですッ…。」
僕は、その場から逃げようとすると―――――
「おい、待てよッ!!」
ガシッ
不良の1人に、腕を掴まれた。
「離してッ!!」
「うるせぇ、逃げんじゃねえよッ!!」
「たった、1万だろッ!?
それくらい、持ってるだろッ!!」
「良いです、離してよッ!!」
「うぜぇ、1万払えよコラァッ!!」
しびれを切らした、もう1人の不良が、僕に殴りかかってきた。
「ッ!!」
バンッ
「お前ら、何やってんだ!?」
「あぁん?」
「チッ」
「…。」
不良の1人に、殴られそうになった時に、屋上のドアが開いて1人の男子生徒が現れた。
(あっ…僕と、同じクラスの人だ…。)
そう、これが彼との出会いだった。
○続く○