俺は大学に通いながら
ゲームセンターでアルバイトをしている。
ここで働きはじめて約2年
入れ替わりの多いこの店の中では、一応ベテラン枠に入る。
そして、俺の他にもう一人
1学年上の古館がいる。
俺は古館のことを『たっち』と呼び
たっちは俺のことを『小山ちゃん』と呼んでいた。
たっちは俺より少し前に入ったのだが
入れ替わりが激しいため、俺たちは二人で仲良くやってきた。
ある日いつものように俺たちは、閉店後の清掃をしていた。
俺が一人で倉庫の備品の整理をしていると
いきなりたっちが入ってきた。
た『小山ちゃ〜ん、つかれた〜』
俺『つかれたね〜、ってゆうかお腹すいた』
た『じゃあ終わったら飯いこうよ』
俺『いーねー』
た『でも俺汗臭いからな〜』
俺『そんなことないよ、ちょっと嗅がせて』
俺はたっちの首もとの服の匂いを嗅いだ。
クンクン…
けっこう汗のツンとする匂いがしたけど
正直言うと、ものすごい興奮した。
それまではただの友達だったのに
初めてたっちにドキッとした。
俺『全然くさくないよ。それに俺、たっちの匂いけっこう好き(笑)』
たっちは恥ずかしかったみたいで、苦笑いをしながら
た『そこらへんは大丈夫なんだけど、ここらへんがヤバい(笑)』
と言って、ワキを指さした。
俺は更に興奮して
ひじを持ってたっちの腕を上げ
俺『どれどれ〜』
といって匂いを嗅ごうとしたが、さすがにダメだった。
た『やめて!!まじ臭いから!!』
俺『いーじゃ〜ん!!』
た『ばかか!!時間だからいくぞ!!』
時計を見ると、バイト終了時間までまだ10分もあった(笑)
俺は我慢できなくなって
トイレでこっそり抜いた。
結局その日は
普通に食事をして終わった。