<続き>
先輩はその頃流行っていたハロプロも好きで、特に加護亜依のファンでした。
(後に加護ちゃんはあんな事になっちゃうわけですが、それより前の話です。)
「それってロリコンじゃないすか?」
「ちげーよww」
ちょっとからかっただけなのに、
後ろから抱きかかえられて道端の草むらに投げ捨てられましたw
先輩はロリコンではないかもしれないけれど、
絶対、背が小さい人が好みなんだと思います。
練習中、先輩は他の2年生には厳しいのですが、
何故か俺だけはやたらと可愛がってくれて、
息の上がった俺を励ましてくれたり、ストレッチを手伝ってくれたり
ともすると孤立しがちだった俺をいつも気遣ってくれました。
特に2人だけになった時は、後ろから抱きつかれたり、
チンコや尻を揉まれたり、やたらとセクハラをしてきました。
俺は迷惑そうなふりをしていましたが、それは本心からではありませんでした。
俺は長男で、年の離れた妹が1人いるだけでしたから、
甘えられる、頼れる兄貴ができたような気がして嬉しかったのです。
いや、当時はっきりと意識はしていませんでしたが、
その頃すでに恋心のようなものが、うっすら芽生えていたかもしれません。