お久しぶりです。
感想ありがとうございます。
しょうもない文章ですが、頑張って書いていきますので、応援の程よろしくお願いします。
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一年達が出ていき、一人になれた。
俺は陽介のパンツについた、俺の精子をどうしようか考えた。
もう一度、陽介のパンツを見ると、白くカピカピした物になっている。
俺は決心した。
「よし、洗うぞ」
馬鹿なりに一生懸命考えて導き出した答え。
『夕方といっても夏場だし、洗ってもすぐ乾くんじゃね?』って事だ。
俺は早速、陽介のパンツを手に、水道の所へ。
プールと部室の間、シャワーの横に蛇口があるのを俺は知っていた。
腕まくりをし、ズボンの裾を上げてから、蛇口を全開にしパンツを水に浸す。
それからひたすらゴシゴシ…ゴシゴシ…ゴシゴシ…
おばあさんは川へ洗濯に行きました、とかどうでもいい事を考えながら。
プールからは誰も来ず、なんとか精子を取り終えた。
陽介が戻るまでには乾いてくれますように…。
そう願いながら、部室に戻ってからパンツを広げて椅子に置いた。
で、俺は暇になった。
さっきまでの緊張も、おばあさんの妄想あたりで無くなってしまい、後はお天道様の機嫌次第。
暇だ…。
陽介はまだ泳いでるのかな…。
ずっと遠くから吹奏楽部が練習している音がする。
吹奏楽部の練習は、だいたい校舎の屋上とか、廊下でやっている。
校舎とプールは運動場を間に挟んでいて、結構離れていた。
遠い音を一人で聞いていると、急に淋しさが込み上げてきた。
独りは…やっぱり淋しい。
俺は立ち上がり、裸足になってプールを目指した。
部室の扉をあけ、さっきの水道の所を抜けるとコンクリートの階段がある。
そこを抜けるとプールがある。
「陽介……」
俺は、裸足でコンクリートの階段を上った。
ヒタ、ヒタ、と足音を立てながら階段を上る。