感想ありがとうございます。確かに駄目な事だと思うんですが、そういう人は作り話だと思って見てください(笑)
続きもあるので書きますね。
クラスメイトでカッコかわいい系のイケメン、佐伯の学ランを着てから二週間くらい経ちました。
あの次の日に学校へ行くと、佐伯はいつも通りに過ごしていて自分の学ランであんな事されてたなんて微塵も気づいていない様子でした。(気付かれたらアウトなんですけどね)
二週間くらいは、あの日の事を思い出しながら余韻に浸っていたんですけど、だんだんそれも薄れてきちゃってて、また出来ないかなぁなんて欲が出てきてしまっていました。
毎週水曜日と金曜日が体育のある日。
じゃあもう一回だけやろ。と思ったのが月曜日だったので、水曜日は二時間目の体育の授業が始まる頃にあわせて登校することにしました。
あれから何回か確かめたんですけど、毎日日直が移動教室の時は鍵を締めるのに体育の時は早く行きたいからか鍵をよく締め忘れているんです。
この日も多分大丈夫だろ、と期待して、わざと遅刻して学校に行きました。
二時間目開始のチャイムが鳴ると同時に校舎に入り、自分のクラスへ。
案の定、他のクラスは授業をしていても、俺のクラスはしんっとしていて誰もあない状態。
周りをキョロキョロ確認してから、教室のドアを開けようとしました。
ガタガタ。
ん?あれ?
こういう時に限って、日直がちゃんと鍵を締めていたんです。
うわ、最悪。と思いながら「せっかく遅刻までしたのに」とため息をついていると、ドアの横の窓が若干開いているのに気付きました。
ドアは締めたのに窓は締め忘れていたんです。
このアホさ加減がまた工業高校っぽいな、と思いながら、廊下側の窓からすっと教室の中に入りました。
みんな制服を机に脱ぎ捨ててあったんですけど、俺の目当てはもちろん佐伯。
一目散に佐伯の机に直行しました。
すると、
机には服が脱ぎ捨てられていなかったんです。
あれ?と思いながら周りを見渡すも、みんなそれぞれ机に制服を置いているので、佐伯と俺の机にだけ服がない状態。
まさか、と思って、教壇にある出席簿を開くと、佐伯と俺の名前に×のしるしが。
佐伯も今日は学校に来ていなかったんです。