遅くなってすみません!
GWでごたごたしてて…。
たかさん、ゆうたさん、聡さん、ゆうさん、ありがとうございます!
あと、メールはごめんなさい(汗)
続きです。
再生されたのは学生モノ。
まぁ、制服を着て、学校のセットでヤルってだけであからさまに年上なのだが。
特に男。
どうしてこうも男の見た目が悪いのか。
いや、それほど見たことがあるわけでもないからイイ物もあるのかも知れないが。
「制服って萌えるよな」
前のめりで画面に見入りながら呟く雄輔。
「まぁ、そうだね」
「家じゃなかなか観れないからさ。今度っから観に来るわ」
僕の家を何だと思ってるんだか。
しばらくして次のシーンに移った。
ちらりと雄輔を見ると、トランクスの上から軽く触っていた。
あからさまにテントが張っている。
それを見て、僕も一瞬で勃起した。
自分でも不思議なくらい興奮していた。
隣で友人が勃起していることに。
「なぁ…してもいいか?」
思いがけない質問。
「う…うん。僕も、しようかな」
理性より性的興味が勝った瞬間だった。
トランクスを脱ぎ、自分のモノを扱く。
お互いにお互いの痴態を意識しているのは分かっていた。
雄輔が横目で見てくるたびに僕のモノからは我慢汁が溢れてきた。
雄輔のモノからも段々と我慢汁が出てきて、少ししたらグチュグチュという音が扱くたびに鳴る。
それがより興奮を高めた。
「そろそろ…イキそ…」
雄輔の手が速くなる。
それを見たら僕もイキそうになった。
TVの中の男優の腰も速くなる。
女が甲高い声で喘ぐ。
「僕も…ッ」
目はもう雄輔のことしか見ていなかった。
荒い息を吐く口。
快感に溺れている表情。
ピンッと伸びた足。
泡立っているモノ。
全てが僕の興奮を掻き立てた。
男優がイッてすぐだった。
「い、イク!」
デカいモノから勢いよく発射される精液。
それは雄輔の胸を汚し、腹を汚し。
下手なAVよりも僕の理性を奪い去る。
「ぼ、僕もイク!」
自然と声が出た。
そして、いつも以上に大量の精液も。
勢いよく飛び出した精液は、頬や口にかかり、それから胸や腹にかかった。
「セルフ顔射じゃん」
雄輔がティッシュで拭きながら笑った。
「ん…ッ」
僕もティッシュで精液を拭いた。
「はぁ…」
頭がボォッとする。
そのまま横になると自然と瞼が閉じてきた。
「歯、磨けよ」
「あ、そうだね」
雄輔の指摘で気付いた僕は、体を起して歯を磨き、布団を用意した。
「1つしかないんだけど」
「じゃあ、一緒に寝るか」
「…うん」
雄輔と一緒に布団に入る。
一緒に抜いたせいか、裸を見せることにすら恥ずかしさを感じなかった。
狭い布団に男二人。
顔を突き合わせるのは恥ずかしくて、お互い背を向けて寝た。
次の日。
目を開けるとすぐ前に雄輔の顔があった。
足には硬いモノが触れている。
そして、僕のモノに雄輔の手が触れている。
「……」
少し自分で腰を動かしてみる。
他人の手に擦れると自分で触るよりも気持ちよく感じる。
僕は雄輔の顔を見ながら、雄輔の手を握って自分のモノを握らせ、腰を振った。
「はぁ…はぁ…」
朝の寝ぼけた頭だと余計に感じた。
「んッ」
すごく気持ちいいし興奮する。
そう思いながら腰を振っていた時だった。
いきなり握る力が強くなった。
「つッ!」
腰の動きを止め、手を離した。
「ひとの手ぇ使うなよ」
眠そうに目を開ける雄輔。
やばい…。
まじ恥ずかしい…。
「ご、ごめ…ッ!」
謝ろうとしたら、不意に快感が込み上げてきた。
雄輔が僕のモノを扱き始めたのだ。
雄輔の顔を見ると、目を閉じて眉間に皺を寄せている。
初めての手コキ。
そのせいか、僕はすぐにイキそうになっていた。
「雄輔、そんなことしなくていいかッ」
いきなり顔が近付き、唇を重ねられた。
逃げようと思えば離れられた。
なのに離れられなかったのは、快感まで逃げてしまいそうだったから。
それを雄輔はどう受け取ったのか。
扱くスピードを上げた。
「あッあぁッ」
初めての快感に声が出てしまう。
「出ちゃうッ出ちゃうから」
僕がそう言っても雄輔は手を止めなかった。
「ゆーすけッイッちゃうよぉッ」
僕は雄輔の手の中でイッてしまった。
「はぁ…はぁ…」
「……」
快感に浸る僕なんか気にせず。
雄輔は体を起こしティッシュで手と僕のモノを拭くとまた横になって眠ってしまった。
…なんだったんだろう。
そう思いながら、スッキリした感じと倦怠感の入り混じった一時を過ごした。
朝は僕が作ろうと思ったのだが、手の込んだ料理なんてできないので、スクランブルエッグとサラダを作った。
あとはトーストでいいだろう。
あ、朝はご飯派かな?
あんまりパン食べてるとこ見ないし。
まぁ…作った物は食べてくれるだろう。
時刻は9時。
そろそろ起きてもらおう。
と、起こす前に雄輔をドッキリさせてやろう。
裸にエプロンを着る。
買ってから一回も着てなかったやつ。
初めてがこんなことに使われるとはエプロンも思わなかっただろう。
「雄輔、起きて」
体を揺する。
「ん…休みくらいゆっくり寝かせろよ…」
「もう9時だよ」
なんだこの会話。
カップルか夫婦だろ。
「しゃーないなぁ…」
そう言って体を起こし、布団から出た。
大きなモノがそそり立っている。
「ご飯作ったから、待ってて」
あまり見ないようにし、台所に向かった。
後ろから足音が近付き、背後で止まった。
そして、優しく後ろから抱きしめられた。
「おはよ。可愛いね」
なんだこの展開。
雰囲気が全然違う。
「雄輔?」
「裸エプロン。萌え萌えだね」
背中に押しつけられる硬いモノ。
「誘ってるの?」
肩に顎を乗せてきた。
「キス、初めてだったっしょ?」
「ぅ、ぅん…」
なんか予想と違う。
もっと騒いでくれると思ったのに。
「ご飯ありがと。冷めちゃう前に食べようか」
「うん…」
スクランブルエッグとサラダを皿に盛り付ける。
トーストは別の皿に。
雄輔も手伝ってくれた。
「いただきます」
僕の料理を食べる雄輔。
「ん、おいしいな」
「雄輔にそう言ってもらえて嬉しいよ」
段々といつも通りの雰囲気に戻り、片づけを終える頃には普段と変わらぬ雄輔に戻った。
続きます。