もう7年以上前の話になるが、一区切りついたから書こうと思う。
13歳の誕生日を迎えて少し経った頃引っ越した俺は
男子の半数以上が不良みたいな生徒というクラスに編入される事になり
こんなクラスでどう過ごしていけばいいのか悩んでいたが
幼馴染の年上の人が、クラスの不良達の中で恐れられている不良大先輩という
情けない幸運があり、先輩を核にあっという間に友達が増えていった。
不良は横の繋がりが多いという事もあり他のクラスの友達も増えていった。
いつの間にか俺の家が友達の溜まり場になり
帰宅後は常に少なくとも俺を含めた同じクラスの固定5人が俺の部屋で遊ぶ様になった。
クラスで一番背の高い俺、喧嘩早い宗平、人から話を聞きだすのがうまい智哉
体は小さいが頭が回る圭太、温和だが一番たちが悪いと言われている晃
暇さえあれば学校でも同じ場所に固まって毎日過ごしていた。
多ければ8人や9人な時もあった。狭い6畳間なので、窓の縁に腰掛けてる奴も居た。
俺の家でゲームをしたりふざけて軽い殴り合いをしたりして遊んでいた。
人数が多い場合は違うクラスの奴が居るので、お互いのクラスの様子を話したりしていた。
その時はまだ、特定の誰かを意識して、、という事は無かった。