僕の名前はかおる。男には珍しい"香"の1文字で名付けられたせいか、身体は大きくは成長せず身長が162,体重も42,3ぐらいしかない。全体的に細いからよく出し物で女装をさせられる。その度にまんざらでもないなと思っているのは秘密。
高校を卒業してからの春休みに、クラスの子とバスを貸し切って某テーマパークに卒業旅行に行った。クラスの子といっても女の子の参加率が悪く、参加するといってくれてた女の子も遠慮してしまって結局男だけの旅行になった。正直、この方がいろいろやりやすくって助かった。
部屋割りは適当にくじで決めておいたが実は、高2の頃から結士のことが好きで僕と結士は部屋を一緒にしておいた。結士は元野球部で平均と比べると大柄というわけでもないが175*65くらいで顔はイケメンだと思うけど、未だに彼女ができたことがないらしく、その座を虎視眈々と狙っていた。
二泊三日の日程でそれは1日目の夜のこと。夕食後にアルコールも入って騒いだ後、寝る奴も出て来たのでお開きになって僕も結士と部屋に帰った。すっかりテンションが高くなっていた結士は帰る時に僕をひょいとお姫様だっこしてきた。部屋に帰ってベッドに放り投げられたけど。
結士「俺今風呂入ったらやばそうだからかおりん先入っていいよ♪」
香「かおりんって呼ばないでよ!もぅ!じゃあ先はいっちゃうね」
僕が上がると結士はベッドで大の字になって寝ていた。無防備な姿に何か悪戯してしまおうかと思ったけど、母性をくすぐる寝顔に免じて耳元で大好きって呟くだけにした。
荷物の整理をしてる時、結士がむくっと起き上がってすっぱだかになってお風呂に入っていった。気になるけど恥ずかしいやらで見れなかった。
僕がベッドの中で眠りにつく前に結士はボクサーパンツ姿で風呂から上がって来た。びっくりさせようと思って寝たふりをしつつ半目で様子を伺ってたんだけど、僕の顔を覗き込んで来たので目を開けた。半目ではわからなかったけど、ぴっちりとしたボクサーパンツにはくっきりと勃起した陰茎が見えた。