荷物を整理して、風呂にいく。
「おれパンツないぞ?」
そうだった…
学校から直じゃないよなぁ…
考えていると、
「じゃあ、広のパンツ貸してくれよ!」
あまりパンツを貸すのは好きじゃないが…母の強引が悪い。
ここは貸すべきだとOKした。
パンツをもって、いざ風呂へ!
脱いで、軽く流して浴槽に入る。
洸は真っ先に体を洗っていた。
「あー、ベタついてたから気持ちいいわー♪」
そうだよね、練習してきたんだもんね?
って考えていると、あることに気付いた。
…おれ…洸をガン見してんじゃん。
水を弾く肌
ほどよくついた筋肉。
六つに割れた腹。
たまらなく触れてみたくなった。
「洸ー、背中流してあげようか?」
「おっ♪いいのか?」
なんと自分から背中を流すという名目でアピール。
浴槽を出て、洸の背中に触れる。
暖かい人の肌。
こんなにも…愛しい。
そうこうしていると、背中を流し終えた。
「はいっ!流したよ!」
すると、思いもよらない答えが返る。
「前も洗って?」
少し恥ずかしそうに洸はいった。
「うっ…うん。」
洸の胸に手を触れる。
心臓の鼓動が伝わる…...
洸もはずかしいのがわかった。
「やっぱり前は自分でやれよ!」
「そっ…そうだよなぁ!」
少し焦りながら、洸は体を流して湯船に入った。
今度は自分が洗う。
流して、自分も湯船に…。
なんとも恥ずかしかった。