最初は冗談でした。
部活終わったあとに、部室で漫画読んでたら後輩たちが続々と掃除を終えて帰ってきました。それぞれ着替え終わって、みんな帰ってもまだ俺は漫画読んでました。
そしたら、一人の後輩が遅れて部室に帰ってきました。
「お前遅かったな」
「はい…。ちょっと腹痛くなってトイレ行ってたんで」
「そっか。」
そんなやり取りの後、後輩は着替え始めました。
パンツになったときに、何気に言ったんです。
「お前、もうちょい筋肉つけた方がいいよな」
「はい。でもなかなか付かなくて…。毎日筋トレしてるんですけどね」
「上半身見せてみ」
そう言うと後輩はあっさり脱ぎました。いつも見てるとはいえ、じっくり見ることはあんまりないので言ってみただけでした。
後輩はパンツ一枚の状態で、ちょっと力を入れたりして見せてくれました。
「やっぱ、鍛えないとな」
「がんばります!」
こんな簡単などこでもありそうなやり取りの後でした。
「先輩ってどれくらい筋肉あります?」
「俺?いつも見てんじゃん」
「そうですね(笑)」
でもなんとなく、まっいっか、みたいな気持ちになって
上半身裸になって見せたんです。
そしたら後輩が、
「いい体ですね…超うらやましい」
って言ったんです。
そのときは、それから先があるとは思ってもみませんでした。