俺27歳 ヒロ高216歳。出会いは 俺の住んでるマンションの前の道の 出会
いがしらの事故からだった。ヒロは 携帯をいじりながらの歩道走行中 俺の車の
ドアに ものの見事に突っ込んできた。
ヒロは 俺の車にあたると 宙をまうがごとく はね飛んだ。自転車は タイヤが
変形して フレームも少し歪んでいた。足を擦りながら 片足を引きずり 起き上
がってきた。俺は 車から降りて「オイ!! 大丈か!!??」ととっさに声を掛けた。
「大丈夫です!! よそ見をしていて・・・」「車をへこましちゃって すいませ
ん!!」ヒロは 申し訳なさそうに 血をたらした手に 壊れた携帯を 握り締め
ていた。「こんなに ケガをしているんなら 救急車でも呼ぶか??」と言うと「大
丈夫です!! 救急車なんか 呼ばないでください!!」と固辞した。
俺はしょうがないので 車をマンションに戻して ヒロの壊れた自転車を持ち上げ
ヒロにも着いてくるように・・・・と促した。
ヒロは 痛々しい格好で 俺に着いて来た。自転車を 俺の車庫の裏に 置いて
ヒロを 部屋に連れて行って ケガの手当てをし キズの箇所の確認をした。
自転車の破損の割りには ケガをしていなくって安心した。
俺は ヒロの手当てをして「今日は 俺の自転車に乗って 学校に行くように」と
駐輪場に置いてあった自転車を渡した。「もし どこか痛くなったら 医者にいけ
よ!! 俺にも 責任があるから 明日にでも知らせてくれ!!」と言い ヒロと別れ
た。それが二人の出会いだった。