これは俺が実際に経験したこの世界での初めての恋愛と失恋。そして今でも思い出すだけで胸が締め付けられるような出来事の話です。
いまだに俺の中で引きずっているのかもしれない。ただ前に前に進むためには今ここで区切りをつけたい。そう思って書いてみました。
もう、5年前の話になる
当時の俺は18歳
特にモテるわけでもないが、ゆずの北川悠仁に微妙に似ているといわれる
無難なタイプと言われていた。
高校を卒業して、新社会人になりたての5月だった
それまではこっちの経験は何一つなかった
完全なノンケ生活
であったきっかけはこのサイトの掲示板『cool boys!』
cool boys!自体は当時仲良かったモ○ゲーの友達に紹介された。
僕はこのサイトを教えてもらってからすぐに自分の住んでいる県の書き込みを・・・食い入るように見ていた
今思うとすごく恋愛に飢えていたのかもしれない
最初見たときは、おじさんばっか。。。
テンションが下がり携帯を閉じてしまった
それから3日くらいはこのサイトを開くことがなかったと思う。
仕事がハードだったため、家に帰ってきたらご飯を食べてすぐ寝てしまうことが多かったからだ
いつものように寝ていたら、突然目が覚めてしまった。
エロサイトを見るにもゲイサイトを知らなかったため、つまらないノンケものの動画や画像。
その時ふとCool Boys!のことを思い出した。
接続してみてみると、前回よりかなり書き込みが増えていた。
「俺」………………………………ん?
「俺」………………………………………んんん???
「俺」この人…タメだ!!!
俺と同い年のひとの書き込みを見つけた。
投稿日を見たら2日くらい前だった。
内容は「近くの温泉に行くからそこで会える人いませんか?」というような内容だった。
もう大分過ぎちゃったけど、「○○温泉の近くに住んでいます。もしよかったら仲良くしてもらえませんか?」メッセージを送ってみた
その時の不安な感情とドキドキ感は今でも忘れられない。初めての出会い系みたいなもんだから無理はないと思う
1分後返事が来た。
心臓がバクバクいうのがわかるくらい緊張しながら携帯を開いた
その彼からの返信だった。
「もしよかったら写メもらえる?」という内容だった気がする
いきなり写メ要求してくることに当時は何の抵抗もなかった(笑)
とりあえず、送った。
速攻返事が返ってきて、「いい感じだね。俺はどう?」という内容で写メが添付されたメールが返信されてきた。
またドキドキしながらメールを見ると…カッコ…良くはないがまあぁ見た目は気を使ってる感じがあるタイプだった(笑)
メールのやり取りで県は違うが隣町に住んでいること。
専門系の学校で寮生活をしていること。
色々知った。
メールをしていたら、彼からいきなり「明日温泉行かない?」と誘われた。
俺は、仕事だから終わってからでもいい?俺が言うと
彼はそれでもいいよ。と言ってくれた。
次の日、俺は仕事が終わって待ち合わせをしている温泉に直行した
運転中はすごくドキドキしていた
とりあえず駐車場に着き、到着したとメールを送った
10分たっても返信が来ない…
何度も携帯を開き、何度もセンター問い合わせをしていた
不安になり帰ろうということも考えた
それから5分くらい経ったころ、一通のメールが届いた
30分くらい遅れる。そんな内容だった
その30分はその時の俺には物凄い長い30分だった
そとの間、色々考えながら待っていた。どんな感じの人なんだろう?仲良くなれるかな…諸々考えていた。
たぶん40分は超えていたと思う。
そんな事を考えているうちに、着いたよ。「どこにいる?」というメールが来た
「俺は入口近くのに止まっている白い軽自動車だよ」と送った。
返事は、「じゃ、たぶん斜め前の車だ!!俺は白の○○だよ。」
あたりを見回したら、それらしき車をみつけた。そして目が合って会釈をした。
俺が見た彼の第一印象は、写メよりは良いだった(笑)彼から俺の第一印象は『カワイイ』だったらしいけど、実際はどうかわからない。それより驚いたのは、初対面でしかも初めてのリアルってヤツだったのにあってからは緊張しなかったってことだ。その時は、温泉に入ってから急展開することなど俺には全く想像できなかった。
車から降りて
「彼」どうも初めまして。遅れてごめんね。
結構申し訳なさそうな顔だった
「俺」うん。ちょっと待ったけど来てくれたから全然OKです。
結構軽い感じに流した
「彼」じゃぁあ、お風呂行こうか!!
なぜか、すごい笑顔だった。
「俺」あ、、、うん!!!
脱衣所で俺がもぞもぞ服を脱いでいると彼はソソクサと服を脱いで前も隠さずにいきなりフリチンになった。俺は思わず見てしまった。『あ、、、でけえ』心の中でつぶやいた。でも、
もたもたしていると
「彼」早く入ろうよ!!
そうせかしてきた。だから俺は
「俺」うん!!
と言って、一気にフリチンになった。その日から、温泉で隠さないようになった(笑)
「彼」じゃ、入ろう。
その日は金曜のだったのに人が少なかった。まず体を洗い、露天風呂に行き星空を見ながら高校時代の話や、どんな幼少時代を過ごしたのかなどたわいもない話をした。
時間とともに人が減っていった。サウナに入って、内風呂のジャグジーに入ったとき 突然…………………………………………………………………………………………………………ぎゅッ!!
彼が俺の手を握ってきた。
俺は恥ずかしさと、周りに見られたらどうしようという感情で離そうとしたがしっかり握られていたから離せなかった。
そして彼は「普通にしてれば、ばれないから大丈夫!!」
その言葉で俺のドキドキは一回目のピークに達した。