ふぅー
お風呂あがり
メールが来てる
まさくんだ…
恐る恐る開いてみる…
「よ! 明日、ちょっと話したいから〇〇公園の土手来てくんね?」
『わかった!』
あーなんかこわいなぁ…
次の日の夜
愛車転がしてあの公園へ
煙草一本吸い終わった頃にまさくんが来た
「おす」
『…うん』
「テンション低くね?」
『や…別に』
「とりあえず座ろうよ」
ベンチに腰かけて、まさくんが口を開いた
「おれな、やっぱり…その…。トモが好きって言ってくれたことは、びっくりしたけど嬉しかった。」
『うん…』
「そのー…フェラされたりさ、ちゅうしたりさ、」
『…ん』
「でもやっぱり…ともは大事な友だちだし…今までいろいろ助けてくれたよね。」
「だから、今まで通りでいたい。深いことしちゃ何もかも壊れそう」
『うん』
「うまくいえないけど…やっぱり恋愛ってのはできない」
『…だよね。いいんだよ。何もかも俺勝手だったし。一方的にまさくんに責めよって嫌だったよね』
「トモだったから大丈夫だよ!」
『そっか…ありがとう。』
『最後のお願い聞いてくれる?』
「いいよ、なんでも」
『キスしたい』
「…。」
目をつぶってたら
まさくんからしてきた
ちゅ ちゅ
じゅる…………
激しくディープキスした。
一生忘れない
でもこれがまさくんと絶対絶対最後のキス。
十分すぎる
ここまで許してくれるノンケはまずいない。
ホントに優しい人
『じゃあ、明日から普通の俺に戻るから、仲良くてね!』
「うん!」
ばいばーい
―――
帰宅。
部屋に戻って
ベットにうつ伏せた
涙が出てきた
嬉しいのか
悲しいのか
悔しいのか
なんなのかわかんない
けど涙止まんない
布団にうずくまって声がでるほど泣いた
気づいたら朝
O型人間
寝たらとりあえず落ち着く図太い神経(笑)
視界がなんか狭い
鏡を見たらまぶたが赤く腫れてパンパン
あぁ〜
重い背中を持ち上げて学校に行った
続きます