週末になるとよくコウキがとまり来るようなった。
夏休みに入ってもバイト先が同じだから帰りにそのまま僕の家にきたりしてた。
ある日、バイト終わりに同じバイト先の1個上の女の子て三人で僕の家で遊んでた。そのまま泊まる事になり、他愛ない話をしたあと、俺とコウキがベッドで女の子は床に布団を敷いて眠りについた。
なんかゴソゴソ聞こえてきて、目が覚め、気になって軽く目を開けるとコウキが女の子とHをしてた。
声が漏れないように女の子は口を押さえてた。俺は目を離せなかった。しかも、なぜか女の子じゃなく、腰をひってるコウキの姿をドキドキしながら見ていた。コウキが上半身を倒したり立てたりしながら必死に腰をふってる姿に俺は釘付けで俺は勃起してた。限界に近付いたのかコウキは上半身を倒し、小声で
「もうヤバイかも。出していい?」
と言ってるのが妙に色っぽかった。腰の動きが早くなり、コウキの動きが止まった。
そのあとは何もなかったかのように二人とも離れ、コウキは俺の横で寝始めた。
次の日になってコウキも女の子も今までと変わらない普通な感じで夢だったのかなって思うくらいだった。女の子が先にバイトの時間だからと出ていき、コウキと二人きりになり、なんか変に意識してしまい、気まずかった。コウキは笑いながら昨日やっちゃった!みたいな感じで話てきて、気付いてないフリをしたけど、やっぱり夢じゃなかったんだと呆れた。
その日からなんか変にコウキを意識してしまい、目でも追うようになった。それがまだ恋愛感情だとは気付いてなく、ただHを見てしまったからだと思ってた。でも、それはすぐに恋愛感情なのだと気付かされた。あの日から1週間くらいたったあと、コウキからあの女の子と付き合う事になったって聞いた時に、もの凄く胸が苦しくなった。家に帰ってからもコウキの事を考えてしまい、コウキと話してる時もうまく笑えてるの心配になった。男同士とゆー引っ掛かりもあったけどこれは恋愛感情なんだと自分で認めるのに少し時間がかかった。