バイトの許可を学校からもらいさっそく俺はバイトを探した。一番近い駅の前にある飲食店がアルバイトを募集していて高校生もOKとゆー事で面接を受ける事にした。簡単な面接で終わり、あっさり採用。帰り道だし、家までも近いので嬉しかった。明日からお願いという事で次の日、そのバイト先に向かった。中に入ると女性の店員さんにお客さんと思われ、席に案内されそうになった。
「あのー、今日から働かせてもらう事になった奴です。」
と言うと、その人
「あ!ごめん!笑」
と笑いながら、面接をした事務室的な場所に案内された。そこに入ると店長がいて、ロッカーや仕事内容など、説明してくれた。ニコニコとしてて柔らかい口調ってゆーのもあり、バイト初体験の僕からするとありがたい。
「ジュン君(僕)には接客をメインで働いてもらうんだけど、たまにキッチンにも入ってもらうからまずはキッチンからしよっか!中がわかってる方があとあと接客もしやすいだろうしね」と言われ、キッチン用とホール用の制服を渡された。キッチン用の制服に着替えて上のボタンを止めてる時に、バン!!パタパタパタと誰かが急いで事務室に入ってきた。
「やべー!!ギリギリや笑」
と男の声が聞こえた。
店長「またこんなギリギリにー。笑 」
男「ヒーローはギリギリに登場するもんっすよ笑」
店長「はいはい。先に着替えてね笑」
男「そーやん!タイムカード遅れたら店長のせいだかんねー!」
と着替える為、その男が僕がいるロッカーに近付いてきた。僕と同じ学校だーと思いながら見てると目が合いお互いにどうも。と軽く頭を下げた。その男は僕の隣のロッカーでもの凄いいきおいで着替えてさっさと出て行った。着替えて、店長の元に向かった。
「おーじゃあ案内するから」
とキッチンに案内され、みんなに紹介された。
「コウキ、同い年で同じ学校だから、いろいろ教えてあげて」「へ?同じ学校なんや!わかりましたー」
とさっき事務室で会ったコウキと言う男が返事した。
「じゃあ、よろしく」
と店長はいなくなった。
でも、同い年で同じ学校、それにコウキが明るい性格というのもあり、すぐに打ち解ける事ができた。教えてもらいながらだったからあっという間にバイトの時間は過ぎた。帰りも同じ方向でいろいろ話しながら帰った。コウキは2つ隣のクラスだったらしい。まだ学校始まって2ヶ月たたないし、一学年400人弱だから知らないのもしょうがない。