運動系のサークルなんで、夜のジョギングを日課にしてる俺。このまえ、走ってる最中に小便をしたくなり、夜には誰もいなくなる公園のトイレに入った。
用を足していると、一つだけ閉まった個室の中から、
「あんっ…」
という高い声が聞こえてきた。同時に、人がゴソゴソ動いている気配がする。
「あんっ、やっ、んぅぅ…」
最初はどこかのカップルがヤッてるんだと思ったが、喘ぎ声をよく聞くと、高いけどどうも男の声っぽい。そして、
「コウジ、なんかすごい…」
という苦しげな声が聞こえた。間違いなく男の声だ。高校生ぐらいの若い感じの。
「外だからって興奮してんじゃねえぞ」
そんな声もする。こっちは完全に男声だけど、これもまだ若いようだ。
「興奮なんかしてな…、ああああっ」
激しく衣服がこすれる音がする。タチが一気に腰の動きをヒートアップさせたらしい。
「あっ、だめ、立てなくなるって…」
「自分から腰突き出してんじゃん」
「あん、あ、だって気持ちいい…」
小便をとっくに終えた俺のチンコはギンギンだった。
そーっと隣の個室に入り、聞き耳をたてる。
「あん、あん、やぁあ…」
「サキ(女の名前?)がこんなの知ったらどう思うかなあ」
「あ…、どう思うって…」
「自分の彼氏に男のセフレがいて、こうやってヤられてるってことだよ」
「サキのことは今言わないで…」
「あー、そんなこと考えたらすっげー興奮してきた」
「あああっ、これ以上激しくしたらぁ…」
「イキそうだから我慢しろ。…くっ」
「あっ、あ、あ…」
「イク、中に出すぞ」
「あああっ、あああああ…」
そこで音がやみ、やがて二人の荒い息遣いだけが聞こえるようになった。
ティッシュで拭きとる音がして、二人が服を整える気配がしたので、俺は先にトイレから出て、茂みからこっそり二人の姿を確認することにした。
かわいい系の男が、短髪でガタイのいいヤツに犯されてるのを想像してたけど、トイレから現れたのは、二人とも細身でギャル男っぽい高校生だった。しかもどっちもイケメン。
二人は何事もなかったように、普通に歩いて公園から消えていった。どっちが彼女もちのウケかはわからない。
またトイレに向かい、二人がヤッた個室に入ると、なんと壁に数滴の精子が残っていた。
それを手ですくって匂いをかぎながら、俺もかなり興奮して自分のをしごいた。
またあの二人が現れないかなと、今はその公園をジョギングのコースにしてる。