暗くなった部屋で、俺はMと目があった。
「あき、まだ起きてたんだ」
「うん」
「眠れない?」
「いや、大丈夫だよ」
「そのマット、古くて固いからさ。…俺のベッド、こいよ」
「い、いいよ」
断ったけど、Mはふざけるように俺の手を引っ張り、無理やりベッドの上に引きずりあげた。
「今夜は一緒に寝よっ」
わざとかわいらしくニコッと笑って、俺を抱きしめてきた。
それがマジできゅんとするほどかわいかったので、俺もあきれながら、同じベッドに寝ることに。
またしばらく、学校のことなんかで言葉少なに話をしていた。
そして、話のネタも尽きてきたとき。
「あきってさあ、華奢な体してんよな」
Mは布団の下で俺の腰を抱き寄せながら、ふいにそう言った。
「ちょ、なんだよ」
「マジ、女より細え。顔も女よりかわいーし」
「変なこと言うなよ…」
Mは笑いながら、俺の腰をさすったり、乳首をいじったりする。
そんなことをされながら、Mの整った顔を目の前に見ているうちに、俺の体にあらぬ反応が起きてしまった。
「あれ、あき、ちんこ少したってない?」
「ちょ、うるせえ。Mが変なことするから…」
「さっき、俺が男に興味あるとか言ったから、意識しちゃった?」
「違うってばぁ…」
「あき、すっげカワイイなー」
そう言い、Mは突然、俺の下着の中へ手を差し込んできた。
続く。