「おい、ちび。慣れたか。」
2日の夜、廊下で、部活帰りの平倉くんが話しかけてきた。
小学校まではよく話していたが、中学になってからは話さなくなっていた。
4月に高校に入り初めて寮で再会したときにも平倉くんは僕を
「ちび」と呼んできた。
平倉くんは寮に入ってから何かと僕を心配してくれて、
通学用の自転車の荷台にカバンが乗らないときも助けてくれた。
でも、平倉くんと僕は学年が違うので、そう頻繁に会うこともなかった。
僕は平倉くんに最近は部活に入り込んでること、
寮の生活は朝の時間帯以外は慣れてきたことを話した。
あまりに平倉くんが僕を心配してくれるので、思い切って話を切り出して見た。
「僕、平倉くんに相談したいことがあるんですけど。」
「何かあったの?」
「いや、ちょっとここじゃ話しにくいことなんですけど。」
本当は他室訪問禁止の規則があるけど、連休中で寮監さんはめったに見に来ない。
今日の夜7時くらいに平倉くんの部屋に行くことを約束した。
5月2日の夜は、平倉くんが帰ってきていた。
野球部は3日から5日も練習をする。
しかし僕の部屋の3階の人は、3日から5日までに部屋に戻ってくる人がいなかった。
実は平倉くんと僕は小学校の頃、よく一緒に遊んでいた。
田舎の小さな山の町で、小学校は2つの学年が一つの教室になっている。
平倉くんと僕は1学年違うけど、生徒の数も少ないからいつも一緒だった。
夏になると、川の上流にある滝が落ちる深めの場所に、
パンツ一枚で飛び込んで遊んだ。
僕には4才離れた弟がいて、平倉くんは弟を抱っこして水の中に入れていた。
今から考えれば、あの頃から平倉くんはショタコンだったのだろう。
今でも思い出すのは平倉くんが小6で、僕が小5のときに、
平倉くんが提案して始まった遊び。
単純に、濡れたパンツの前を引っ張り合って、チンチンを見せ合う遊びだった。
ジャンケンをして負けて最初に見せることになった平倉くんは
トランクスをはいていて、僕が平倉くんのトランクスのお腹のゴムを引っ張ると、
まず見えたのは勃起した包茎の先だった。
平倉くんは赤い顔をしてトランクスを少しずらすと、チン毛が少し生えてるのも見えた。
「次は、ちびの番だぞ。」
平倉くんは僕の濡れた青いブリーフの前を引っ張ってずらしてきた。
珍しいものを触るような手つきで、両手でやさしくペニスをさわってくれた。
平倉くんは、僕の包茎を皮の上から両手の手のひらでもみ込むような触り方をしてくれる。
あの手つきは本当に気持ちよかった。
時々、皮の先をつまんでぐっと引っ張りあげてくれる。包皮が少し伸びるけど、気持ちいい。
僕がオナニーを知ったのは、小5のときに平倉くんに教えられたようなものだった。
僕のペニスを触ったあと、再び平倉くんが負けたときにトランクスの前をひっぱると、
平倉くんはチンチンを少しつまんで、包皮を少しムいて見せてくれた。
平倉くんの包皮の内側には透明のネバネバした先走り汁がたっぷりたまっていた。
おそらく平倉くんは、あの滝でのペニスの見せ合い遊びで、僕や弟、他の男の子の
ペニスを見て興奮していたに違いない。いや、僕も興奮していた。
平倉くんが小学校を卒業してからはそういう遊びもしなかったし、
僕が中学に入ってからはペニスを見せ合うこともなかった。
ただ、中学の同級生のペニスが偶然見えたときには興奮したものだった。
そういう時にオナニーするのは、平倉くんが滝での見せ合い遊びのときに、
僕のペニスを両手の手のひらでもみ込んで触ってくれた方法だった。
僕は中学生の時は、ひたすら両手でペニスを揉みこんでオナニーしていた。
高校生になって、この寮に入ってきてこっそりとオナニーするときも、
その方法で射精していた。