俺は高校2 裕也は中2 近所に住んでて おれには 兄弟がいなく 裕也が弟み
たいに慕ってきていたので ごくごく親しい関係だった。
夏休みのとき 裕也と二人きりでキャンプに行くことになり 早速両親の了解もも
らい 決行することになった。予定は2泊3日 テントは二人で一緒で 毛布を
個々に持っての バス&テクのしょぼくれたキャンプの始まりだった。○○行きの
バスに乗って しばらくは歩き。 裕也は最初から「もうばてた」と言いつつ 俺
に荷物を持たせた。俺は「貸しだぞ〜!」と言いながら裕也が引き返したいと言い
出しかねないので 我慢しながら歩いた。2、30分して目的のキャンプ場につい
た。休むまもなくテントを一番に建てて ベースを作った。今度は 裕也も手伝っ
てくれ 早く出来上がった。俺は親に作ってもらったおにぎりを 裕也に渡し「こ
れが 今晩の飯だ」といった。裕也は「俺はいろいろ持ってきたから」とリュック
から なにやらと出した。「ここに持ってきたのだけで 2泊3日すごすんだか
ら」と少し裕也に説教した。裕也も観念したようにリュックの中のものをテントの
中に総てをだした。俺も持ち物を出して 一緒に何ができるかを確認した。
1食か2食はカレー 後はチャーハン やきそば 焼肉と献立を作った。
裕也は安心したのか おにぎりをパクついた。俺もテントの中を整えて 横のなっ
てみた。エアーマットがパンパンだったのでエアーを出して調節しておいた。
裕也は少し散歩してくるといっていたが すぐに戻ってきた。
「散歩は?」と聞くと「何もなさそうだから帰ってきた」といって テントの中に
横になって ゲームをやりだした。俺は裕也に「どこも行くなよ」といって しば
らく 廻りを探索した。裕也の言うように何もなかった。でも 近くに日帰り温泉
があることがわかって収穫だった。テントに戻ると裕也はまだゲームをしていた。
裕也は足をもたげ リュックを枕に寝そべっていた。退屈そうだった。