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Spell 7
 しんいちろう  - 11/1/27(木) 23:17 -
エレベータに乗ると、タクヤの体の奥から響く感覚がさらに強まった。

ふと「12」という数字が頭に浮かんだ瞬間、指がそのボタンを押していた。

エレベーターが上がるたびに、ドクン、ドクンと腰から体全体に響く衝動が
強まっていく。

エレベーターを降りて廊下を歩き出したタクヤはアキラのことを思い出した。

すると、タクヤの心に淫乱な衝動と、誰かに従いたいような気持ちがわき起こった。

さらに体のあちこちが、むずがゆいような感じに襲われる。

(このむずがゆさは、アキラなら治してくれるだろう)

タクヤの心の一部は自分自身に驚いていた。
今までそんなことを考えたことはなかったからだ、

しかし、アキラのそばにいたいという感情は圧倒的だった。

タクヤはルームナンバー1220の前で立ち止まり、震える手でドアをノックした。


そのノックの音を聞いて、アキラは小さく笑みをもらした。

目を開いて杖を見ると、3分の2ほどがコップに刺さっている。

ノックの音を聞くまで、この魔法が完全にうまくいく確信はなかった。
いや、いつもうまくいってはいたが、魔法に『必ず成功する』という保証はないのだ。

アキラは途中まで刺さった杖をそのままにして立ち上がり、ドアを開けた。

「ようこそ、中に入って」

その声は柔らかかったが、命令調でもあった。

「待ってたよ」

タクヤは吸い寄せられるように部屋に入った。
その目はアキラだけを見つめている。

アキラは静かにドアを閉めてタクヤを部屋の中央に導いた。


引用なし

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Spell 1 しんいちろう 11/1/27(木) 1:34
Spell 2 しんいちろう 11/1/27(木) 1:37
Spell 3 しんいちろう 11/1/27(木) 1:41
Spell 4 しんいちろう 11/1/27(木) 1:42
Re(1):Spell 4 11/1/27(木) 18:46
Re(1):Spell 1 だい 11/1/27(木) 5:03
Re(1):Spell 1 名無し 11/1/27(木) 11:51
Re(2):Spell 1 しんいちろう 11/1/27(木) 21:35
Spell 5 しんいちろう 11/1/27(木) 21:43
Spell 6 しんいちろう 11/1/27(木) 21:46
Spell 7 しんいちろう 11/1/27(木) 23:17
Re(1):Spell 7 R☆ 11/1/31(月) 11:43
Re(1):Spell 1 最低 11/1/30(日) 9:41
Re(2):Spell 1 だけどさ 11/1/30(日) 12:27
楽しみにしてます! たくま 11/2/16(水) 10:33



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