僕は泣きながら本当に恐怖で怯えました。
Mっ気はあるし、別にレイプ的な展開も逆に興奮すると思ってました。
でもその人は違うんです。
本当に殺そうとしているような勢いで、身の危険を感じました。
がぁッ!!がぁッ!!
と言いながら腰を打ち付けてきて、痛さには慣れてきたけど長い時間それが続いたんでかなり苦しかったです。
たまにギロっと僕を睨んでくるんです…。
それが野生の肉食動物みたいな目で、反抗したら本当に殺されそうで何もできませんでした。
でも、本当に限界がきて、姿勢的にももう無理!と思って、
や…やめて……お願い…死ぬ……
って言いながら手を伸ばして相手の体を押しのけました。
すると、
ぐぎゃあ"ぁぁ!!
とすごい声をあげながら本気で殴られました。
何度も何度も殴られ、口の中に鉄っぽい血の味が広がってきました。
僕は絶望して、抵抗する気力を一切なくしてされるがままに殴られ、犯されました。
……その時、確かに車の周りに大勢の人の気配を感じました。
一瞬、集団暴行とかの事件に巻き込まれたかな…と頭をよぎりました。
薄れていく意識の中で、僕は窓の外に目をやりました。
暗闇の中に、誰かが動いて…
いや、何かがうごめいていました……。
はっきりとは見えませんでした。
そして、多分その時に何かが起きた?何かを見た?ような気がします。
でも、そのまま気を失ってしまいました。