僕は大学4回生
ごく普通のどこにでもいる大学生。
イケメンでもないし背が高くてスタイルがいいわけでもないし筋肉があるわけでもない。友達が多くいるわけでもなく・・・これといって自慢出来ることはパソコン入力が速いだけ?笑 そんな僕は今まで彼氏がいたことは一度もなかった
普通にメンズミクシィをやっていたけど,これといって出会うほど仲良くなったわけでもない・・・
やっぱ少し怖いのがあったからかも。
だから四年の11月まで彼氏はいたことがない。
もう今さらって感じでどうでもいい。
今は カッコイイ後輩を見て萌えってなっているので満足してる
この大学イケメンがいすぎ!!
今日はバイトがないから,図書館でいつものように同性愛の本があるところでコソコソ「ゲイ体験記」というのを見ていた
みんなに見つからないように,奥の死角の席に座る
ちょっとムラムラしているとき
「あの・・・メンミクのケンジさんですね?」
「!!は?」
咄嗟に本を下に隠した
突然のことで鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていた
「はじめまして,俺メンミクやってる直樹です」
「え!?え!??え?えっと」
俺は動揺しすぎて何を言ってるのかわからなくなった
どうしよう
見られた
見られた
ゲイがバレたかも!!どうしよう
「何でわかったの?」
「ケンジさん,よく日記に図書館の3階の同性愛系の本にいるって書いてましたよね?」
「えっと,何で?マイメンミクでしたっけ?」
「いや,俺足跡つけてるだけでなんで・・・まだメンミクになってないです。ケンジさんってあんなエロイ画像とかつけてるけど,可愛い人なんですね。小柄だし」
突然のことでパニック!
「とりあえずここじゃああまり話せないし,外でません?」
「はい」
とりあえず二人で外に出た
なんか俺はメンミクの人と会ってることが不思議でもしまわりにバレたら・・とか考えながら歩いていた。もし友達に会ったら何って説明しよう・・・
とりあえず近くの喫煙所は誰もいなかったから二人で座った
「えっと・・名前は?」
「俺,直樹です。3回生です。なおきで登録してます」
「見たことあるかも」
直樹は,ごめんねごめんねの栃木の芸人の益子さんに似てて,普通体系。
そんな僕は163ぐらいしかないから10センチぐらい高い。
どうやら最近,メンミク登録したらしく,たまたま最新日記で見つけて同じ大学だっていうのを見たらしい。
で僕がいつもこの時間に図書館にいるってのがわかったから見てみようと思ったらしい。
ゲイの本見てるから間違いないと思い声をかけたらしい。
とりあえずメルアド交換して,また会う約束をして今日は帰宅した
なんか不思議な一日だった
その日のメンミクの日記は書くのが何か恥ずかしくて・・・
更新しなかった
次の日,朝10時におきると不在着信があった
直樹君からだった
すぐにかけると
「もしもし?ケンジさん?今から学校来て」
「え?今から?今日授業ないんだけど」
「じゃあ家行くから教えて」
「家?なんで?」
教えるとブチときられた
とりあえずわかるように家の近くにあるコンビニの前に行く
10分くらいでバイクで来た
「どうしたの?」
「あのさ,俺ね,ケンジさんのこと好きになった。迷惑じゃなかったら付き合ってくれん?どうしても思い立ったら言わなきゃすまない性格みたいで」
「へ?」
昨日の今日でまさかの告白に驚いた
「返事は出来るだけ早くね。じゃ。俺今授業中なんだ」
バイクですぐに帰っていった
突然のことに・・・
頭がボーっとした
顔が真っ赤になるくらい恥ずかしくて・・・
そんな告白されたことなんてないのに・・・
それから電話で返事してあっさり付き合うことになった
彼氏が始めて出来た
でも相手も彼氏だから彼氏彼氏か・・まぁ変だけどいいかな
付き合ったけどあまり実感がない
バイトとか重なって告白されてから会ってない
やっと会えたのはそれから五日たって4限の授業が終わり,帰ろうと思ったら直樹がいた
「もう終わったん?俺ら今から就職ガイダンス。ねぇこの後ご飯食べにいこう」
「うん。スーツ姿いいね」
思わず僕は言ってしまった
「そうかな?」
意外にスーツが似あってる
本当に益子さんそっくり。
益子さんが少し髪伸ばした感じで
ガイダンスが終わるまで教務課で待っていた
夜は冷える・・・
寒
ちょっと昼が暖かいから薄着で来てしまったことに後悔した
「お待たせ」
直樹が来た
「行こうや。」
「うん」
「大丈夫?ケンジマジ寒そうな格好。手だして」
ギュっと握ってくれた
こんなところ人に見られたらヤバイって!
でも凄く暖かくて気持ちいい
二人でラーメン食べた
「うまかったね」
「うん!」
なんか直樹が凄くカッコよく見えて胸がキュンっとした
「ケンジ,このあとどうする?」
「え?家来る?」
「うん!」
まさか俺たちの初エッチ?
胸が心躍る