下に降りると、マジいい匂いがした。
またまた2人の大好物、母のカレーだ!
母「Nくんが来たから、急遽カレーにしてみたの。
沢山作ったから、いっぱい食べてね。」
俺「腹減ったー。今日は夏野菜のカレーじゃん。」
N「おばさんのカレー久しぶりだなー。いただきまーす。」
年頃の俺らは1人3杯ずつおかわりし、2人っきりになりたくて
すぐに部屋に戻った。
N「食った食ったwおばさんのカレーはいつ食べても美味いな。」
俺「だろ?口うるさいけど、飯はマジで美味いよ!」
N「ところでさ、話変わるけど…」
俺「なんだよ、改まって。」
N「あのさ、お互いの気持ちはわかったじゃんか?
だから…さ…」
俺「なんだよー、早く言えよ。」
珍しくNが言葉を躊躇ってる。
N「…。わかった。言うよ!
俺と付き合え!」
(?…は?)
正直、男同士だし幼馴染だし、そんなこと考えてもなかった。
考えたことなかったが、俺に迷いはなかった。
俺「ええよ。お前と付き合いたい。」
N「…」
言い出しっぺのNが目を点にしている。
俺「おい?どした?」
N「…いや、すんなりOKされたから。」
俺「だって、断る理由ないし。それにさっきも言ったけど男とか女とか
そんなこと関係なくお前と付き合いたいんさ。」
N「やっぱ今日のお前変だ!素直すぎる!」
俺「は? 好きなやつの前では素直でいてやりてーからさ。」
と言った瞬間だった。
Nが顔を真っ赤にさせ、半べそをかいていた。
俺「なんだよ?」
N「ヤバい。俺ヤバい。幸せすぎる!」
俺「大袈裟だなー。」
N「そんなこと言うなよ。俺がどんだけおまえを想ってたか知らねーから
俺の嬉しさわかんねーんだよ。」
俺「わ、悪かったよ。ごめん。だから、泣くな!なっ?」
N「無理やわ。嬉しすぎる。」
そんな理由で泣いてるNを見て、何故か俺は欲情した。
俺「ヤバい。お前の泣き顔そそるんだがw」
N「はっ?バカか?」
まだ怒っている。NはB型自己中人間。
期限を取るのが大変なのは昔からよくわかっていることだ。
俺「もう怒んなよ。頼むから。」
N「だったら、俺にキスしろ!」
(相変わらずワガママやなー)
と思いながら、キスした。
だが、今回は軽いくちづけでは済まなかった。