「おい」
突然声を掛けられ、本当にびっくりして飛び上がりかけました。
恐々と声の方を見ると、作業服を着た中年の男が、こっちを見ていました。
男は暗くて余り顔が見えませんが、体つきは背が低くがっしりしており、妙な威圧感がありました。
驚きにパニクって動けない自分と男は、暫く睨み合うような形で黙っていましたが、やがて向こうから落ち着かせるような口調で呼び掛けてきました。
「通報とかしないから。なに、趣味なの?」
彼の呼び掛けに黙って頷くと、向こうは笑ってみせました。
「まあ落ち着け。おっさんもそういうの嫌いじゃねぇよ。男の裸が好きだからさ」
そういうと彼は、私の体や貼紙を眺めながら、近寄ってきました。
逃げようかと思いましたが、そこは袋小路に近く、また服を中途半端に脱いでいたので、逃げるのは無理でした。また、変に騒いで通報される不安もあったのです。
そうこうしていると、彼はすぐ傍まで来て、私はフェンス際に詰められてしまいました。
「な、兄ちゃんさ、通報されるのは嫌だろ」
「・・・嫌、です」
「じゃあ、さ」
彼は作業服のズボンの前を開くと、中から彼のペニスを引き出して言いました。
「抜いてくれたら、忘れてあげるよ」
またまた続きます。