ホームルームでも席替えとかなく、常に彩乃がいた。
たわいないことをずっと話してた。
ホームルーム後、先生がおらんなってから、彩乃がまた話しかけてきた。
彩『なぁー相川くん、アド交換しよっ』
渉『あっ、エエで…赤外線でエエか?』
彩『うん。イイよ…先、ウチからするな』
お互い終わって、帰ろうとしたら、
彩『待ちぃーよ、誕生日は?』
渉『えっ、何よ?』
彩『自分プロフィール書いてへんやん?』
渉『普通書くんか?』
彩『書かへんの?』
渉『メンドイやん…』
彩『誕生日は?』
渉『7月7日』
彩『七夕やん…てゆーか、ウチより遅いんね。血液型は?』
渉『B型』
彩『ハイ。オッケー!じゃー相川くん、明日ね!』
渉『おっ…おぅ、明日…』
(何か、人のこと言えないけど、マイペースやなぁ…)
と考えてると、友晴から声かけられた。
友『何や、渉くんもう、彼女出来たんか?』
渉『チャウよ、アド交換しただけやねん』
友『出会ったばっかりやのに二人すごいなぁ?…てか、俺にも教えてぇな』
渉『あっ、エエよ、赤外線な』
友『了解。…完了!ほなぁ、帰ろか?』
渉『せやね』
友『渉くんどの辺住んでんの?』
渉『A駅のへん、電車やねん!』
友『ほんない、途中まで一緒やな』
渉『友晴はどの辺住んでんの?』
友『D駅…』
渉『遠いなぁ?』
友『ホンマは近くの中学やってんけど、落ちてん(笑)』
渉『そうかぁー…でもよかったわ。友晴が同じ中学やし』
友『でも名前見つけたときはビックリしたで…相川って…渉くんと一緒ん名字やで(汗)渉くんかもしれんなぁって…だから、待っててん…』
渉『でも、よぉーわかったなぁ?』
友『渉くん、右目に2コほくろあるやん?まぶたの上に1コ、目の下に1コで…そんな人少ないから、もしかしたらって…』
渉『俺はわからなんだわ(笑)まさか神戸の時のがって感じやし、京都って市内に住んだん、去年からやのに?って…うわぁ、誰やねん?そないやったわ(笑)』
友『でも渉くん、大きくはなっててんけど、雰囲気は変わってへんかったよ。昔から、チョット落ち着いてたし』
渉『友晴は昔から、弟みたいやったからな(笑)…あっ、もう降りなや!じゃー気いつけてな!』
友『そっちも、ほな明日な!』
俺と友晴は別れた。