朝、目を覚ますと隣には健ちゃんがいた。
先に起きてたみたいでずっと俺の寝顔を見ていたようだ。
健「おはよう☆とーま☆」
そう言って健ちゃんはキスしてきた。
…そうか…俺ら付き合ったんだっけ…
俺は幸せを感じながら健ちゃんとのキスを堪能してた。
健「っしゃ!出掛けるか!」
俺らは着替えて家を出た。
健ちゃんの車、初めて乗るな。
健ちゃんの匂い…いい匂いだ…
……
…………
………………
いつのまにか寝ちゃったみたいだ。
健「起きた?着いたよ♪」
俺「ごめん…寝ちゃったんだ俺…」
健「いいよ♪とーまの寝顔可愛くて見とれちゃう☆」
俺「あれ…?ここ…」
見覚えがある。ここって確か…
健「そう☆前にミサちゃんと3人で言ったダム♪
いつかとーまと2人きりで行きたいなぁって♪」
健ちゃん何故かダムが好きだ。
健「やっぱ昼だったらよく見える♪この前夜だったから全く見えなかったし放流なかったし☆」
俺「ダムかぁ☆放流見てるとなんか心が落ち着くね♪」
健「だろぉ!?」
健ちゃんがダム好きでよくミサちゃんと色んなダムを見に行ってたりして俺もダムが好きになった。
健「とーま☆」
俺が振り向くと健ちゃんがキスをしてきた。
俺「ちょっ!人が見てるかもしれないし」
俺はちょっと焦った。
けど…俺健ちゃんとならバレてもいいかも♪
健「こう言うことしたかったんだ♪後でもっといいとこ連れてってあげる☆」
そう言って俺らは再び車に乗り込み、色んな所を回った。
健「ねぇねぇ!これいいんじゃない?」
俺「ちょいゴツくない?それにこれだったら仕事中出来ないじゃん☆あっ!これは?健ちゃん好きそうな感じだし♪」
健「いいねそれ♪それにしよ☆」
選んでたのはネックレス。しかもお揃いの♪
会計を済まし店を出た。
健ちゃんはネックレスを掲げて
健「これが俺ととーまが初めてデートした記念のネックレス☆俺絶対外さない!」
そう言って健ちゃんは大事に首に付けた。
健「とーま似合うね☆」
俺が付けると健ちゃんが言った。
俺「健ちゃんだって似合うよ☆」
そういうと健ちゃんは頭をかきながら照れていた。
だいぶ日も暮れてきた頃、健「よっしゃ!行くか♪」
そう言って健ちゃんは車を進めた。
しばらく他愛のない話しをしながら車は山道に入っていった。
健「着いた!よし!時間もバッチリ!」
車を降りるとそこは一面の星空。
俺「すげぇ…」
健「えへへ☆大好きなとーまの為に用意した星空だよ♪」
相変わらずクサいセリフを惜し気もなく言う。
そこがいいところなんだけどね☆
俺「健ちゃん…」
健「何?」
俺は健ちゃんの肩に頭を乗せて
俺「ありがと☆大好きだよ♪」
と言った。
健「…とーまに言われるとめちゃくちゃ嬉しい☆俺も大好きだよ☆」
お互い暗黙の了解みたいに自然とキスをした。
大好きだよ…健ちゃん。
この世界の誰よりも愛してるよ…☆