まぁいろいろあるでしょうけど最後まで見てくださいね(笑)
僕を助けてくれたのは中村店長だった・・・
凄くびっくりした
なんでここに?
僕は半泣き状態だった
店長は何も言わず僕を家まで連れて行った
確かにこんなボロボロの格好じゃあ戻れないしね
店長の家に入る
手を引いてくれた
その手は温かくてまた泣きそうになった
「大丈夫だったか?」
「・・・はい・・・マジ怖かったです」
ガタガタ震えた
マジあのとき店長が助けてくれてなかったら殺されてたかも
「武山君さ,もっと俺信じていいよ。頼りないかもしれないけど。」
そう言って店長はTシャツと半パンを渡してくれた
「だって,クレームなんか出したら店長が僕のこと見捨てるかもしれないって思ったら怖くても自分で何とかしようって思ったんです」
僕は大人げもなくボロボロと泣いてしまった
泣いた僕にギュっと抱きしめてくれた
「バカ。そんなんで俺が見捨てるかって。俺だって100回くらいクレーム出してるっての!完璧な人間なんかおらんって。今度からもう勝手なことすんな」
「はい」
なんか優しく言われてさらに泣いてしまった
ここまで涙がでるとは思わなかった
店長は家まで送ってくれた
「本当にいいんですか?今日僕シフト入ってるのに」
「いいのいいの。俺が何とかするって」
そのまま車は走り去った
手を振る店長
店長に抱かれたときに凄くいい匂いがした
このTシャツと同じ匂い
この匂いは 何か落ち着く・・