夜中3時くらいに
ウィルコムが鳴った
オレ「…ん〜?もしー?」
伸「大地〜?落ち着いて聞いて!さっき車にはねられたマジ最悪」
オレ「…はぁ?!」
伸「左から親父が突っ込んで来て右手-----」
1通りの状況を聞いた。
心配で心配でその日の教習をキャンセルした。
教習も残すところ高速道路とまとめと卒業検定だけ。
そんで朝一で伸の所へ行った。
伸のお母さんに挨拶して
,
ベッドで右手に包帯ぐるぐる巻きの伸。
オレ「伸!お前そんなケガしたん?!」
オレは興奮してたけど,伸が落ち着いてって言う。
伸ママ「大ちゃん来てくれてありがとうね。時間が経てば良くなっていくらしいからさ,そんなに心配しないで!」
伸「大丈夫だってば。とりあえず母ちゃん未成年の会話聞かないで(笑)」
はいはいって伸ママは席外してくれた。
伸「とりあえず,教習なんだけど…」
オレ「伸が良くなるまで待ってるよ。良くなったらまた一緒に通おう?」
伸「ううん。大地は先に免許頑張れ」
オレ「オレだけ先に免許とかそんなんやだ。伸と一緒にやってきたんだから,伸が良くなるまで待つってば!」
伸「だってお前は免許とったらマイカーが待ってるじゃん。」
オレ「そんなんいつだっていいんだよ。」
伸「そうじゃなくって…。オレのせいで今頑張ってる大地に足止めみたいな事したくない。」
オレ「全然そんな風に感じないってば。伸余計なこと考えなくていいよ…」
伸「だから……大地は早く免許取って,オレをどっか連れてってよ!せっかくの夏休みにケガしたのも勿体ないけど左手は普通に大丈夫だし大抵のことはできる。包帯もすぐ取れるだろうし夏休み後半は大地ドライブで遊びまくろう。な?」
オレ「………わかった。」
伸だってあと少しで教習所卒業ってとこだったのに,やっぱり惜しいはず。
でも伸がそうして欲しいって言うなら,オレは早く免許を取ることにした。
続きます!