前回は好評価でうれしかったので、続編を書きたいと思います。
駄文ですが、おつき合い下さい。
1月、担当学年が毎年恒例の隣県までのスキー旅行にいくということで、体育科の俺は毎日スキー連盟の講師らと打ち合わせをしたり、宿泊施設を手配したり、とにかく大変に忙しかった。帰宅はいつも8時を過ぎていた。
当然、こういち=俺の彼氏、この前の話を参照=と会う時間はめっきり減っていた。
帰ってから当直の彼に「おつかれさま」とかってメールはしていたが、翌朝簡潔な返事があるだけだった。そっけなさにちょっとガッカリしてた。当直明けは非番っていって、午後から彼はフリーなんだけど、こっちは平日学校のことで忙しいし、土日と非番が重なる日に食事にさそったりしたんだけど、当直明けは相当疲れてるらしく、寝かせてくれと、デートもろくにできなくなっていた。公休=お巡りさんの休日=には同僚と上司と呑みに行くからという理由で会ってくれない。仕事が大変で、こうちゃんにあいたくてたまらなくなる一方でこんな感じなので、欲求不満がどんどんつのっていった。
携帯の電地パックの裏にこっそり貼ってある二人でとったラブラブのプリをおかずに抜いたりして我慢してた。
スキー旅行が近づくにつれ、話や交渉なども一段落し、あとは当日を待つだけとなった。
この旅行が無事終わったら、きちんとこうちゃんと話そうと決めていた。
ーー旅行当日
生徒たちが研修の最中は体育科教員はぐるぐるスキーで巡視しなければいけないのだが、こうちゃんのことが頭から離れなくて、ついぼーっとしてしまい、危うく自分がリフトの支柱に突っ込むところだった(−_−;)
いてもたってもいられず、ゴンドラから写メをとってこうちゃんに送信。「今かわいい子羊たちとスキー場だぜ!」
20分後、返信。「気をつけて」
やっぱりそっけないのは服務中だししょうがないと思う反面、冷めてしまったのかと不安がってしまう。
その日の夜は、男子大浴場の見張りと銘打ってまじまじと普段はなかなかみられないイケメン高校生たちの全裸を堪能させてもらった。最高だったね。引き締まった体にまだ若いアソコ……あ、本題から外れるんでここでは詳しく書きませんが 笑
まあ、そんなこんなで楽しくて、スキー旅行はケガ人は2人くらい出てしまったが、なんとか成功のうちに終わった。
帰り、JRの駅からバスで学校まで移動する車内、ふと見た外に、どうしてだろう、見たくなかった光景があった…。