背中を一筋、うなじから腰にかけて中指でそっとなぞりあげた。
「あっ」
省吾は声を上げ、海老の様に身体を大きく反る。
その瞬間、身体に吸い付き黒い肌のように同化したアンダーアーマーが、鍛えられた筋肉のシルエットを映し出す。
オレはすかさず乳首から大胸筋のカット、割れた腹筋の谷間へとむさぼりつくように、逞しい身体に顔を埋め、感度の良い省吾に刺激を与える。
前面と背面へ交互に与えらる刺激で、省吾の身体は釣り立ての若鮎のように、前後に大きく揺れた。
「四つん這いになれ」
命令口調に省吾は素直に従い、ベットの上でワンワンスタイルをとる。
野球部らしいデカイプリケツとぶっとい太股が現れる。度重なる刺激で省吾の股間は大きく盛り上がり、ジーンズは破れんばかりにパンパンになっている。
大きく熟れた桃尻を揉みほぐし、太股の内側に手を通す。
「くぅっー」
子犬の鳴き声のように、情けない声を省吾はあげ反応する。
股間への刺激はあえて避け、下半身を楽しみながら、オレはジーンズのベルトに手をかけ外す。
省吾は従順にベルトがハズレ易いように腰をくねらせた。
「お前、Mだろ。全身性感帯でエロ過ぎ。いやって言うほど気持ち良くなりたくないか?」
「…Mじゃないっすよ…。でも気持ち良過ぎで…分けわかんないです」
羞恥で顔を真っ赤にしながら省吾は応えた。
「嫌ならここで止めるが、これから先は拒否権無しで、とことん楽しませてもらうぞ。
金でお前の身体を2時間買い取るが、いいか?」
「こんな感じの延長なら…、オレでよかったら宜しくお願いします」
少しの沈黙後、決心したように省吾は言った。
「なら買った証に首輪代わりにこのベルト自分で巻いてみ」
オレは省吾の目の前に抜き取ったベルトを投げ出した。
省吾は、眉間にシワ寄せ、黙ってベルトを自らの太い首に巻き付けた。