15分ぐらい菊池君は泣いていたような気がする
授業は余裕で遅れていった
菊池君は泣いた顔を見せずに明るく教室に入る
なんかふっきれたような顔をしていた
そのことについては僕も触れないし向こうも触れない
普通に昼ごはんを食べて夕方には、現地の学生たちと飲み会をした
ここの韓国の人たちは毎日酒を飲んでるみたいで僕らも毎日飲んでる
もちろん幸子もいるけど席は離れてた
「コンベー(乾杯)」
この言葉と同時に菊池君は、焼酎を一気に飲んだ
それから勢いづいてドンドン飲んでいく
僕はあっけにとられた
ゲームをさんざんしてどんどん飲みまくり菊池君はすでに一次会で泥酔状態
二次会にも参加して泥酔の泥酔で一人で歩けてない(笑)
どんだけ!!
僕が必死にかかえながら階段を下りた
深夜一時をまわっていた
絡みだしたら超ウザイ!笑
みんなに愚痴言いまくり
「俺ね、ここに来てる日本人の学生にねふられたの!!それでね俺ね泣いたの。うん泣いたの。泣いたの。おお泣きですよ。マジあぁ〜〜〜嫌だ〜」
ワンワンまたしても大泣きする菊池君
ヤバイ!この人!
幸子は先に帰ってたから良かったものの
みんなうっとうしがって僕に強制的につれて帰るように促す
僕は泥酔した菊池君を肩に乗せてつれて帰ることに・・・
がしかし!
重い!
身長差も10センチぐらいあるし・・・
菊池君はガッチリで体重もあるから重い・・・肩がはずれる
しかも階段とか落ちそうになった
歩いて帰ろうにも無理があった(笑)
大学の宿泊施設は山奥で歩いて帰るには1時間はかかるぐらい
凄く広い大学だけに最悪な状態
「聡!おしっこ」
「え??ここで?なんで店でしなかったん?」
「おしっこ!」
えぇトイレなんかないしってことで建物の影でさせることに・・・
「ここでしなよ」
「あぁ〜どうやって小便するの?」
「えぇ?ズボンおろして」
「聡ちゃん、おしっこさせて」
僕が??
ドキドキ・・・
「もれる」
ためらってる暇はなかった
僕は菊池君のズボンをおろした
ヤバイ!超興奮した
ボクサーパンツをずりおろした
ヤバイ!
見えた!
凄く縮こまってるチンチンだがちゃんと剥けてる
僕は初めて人のチンチンを真近くで見た
そして触った
チンチンを持ち僕がおしっこさせてあげた
どんだけ!
チンチンをちゃんとふってOK
凄く僕のチンコは勃起していた
そりゃあ好きな人のチンチンを触ってるんだし・・・
ヤバイ!今日は寝れないかも(笑)
そして泥酔した菊池君をかかえつつタクシーをひろった
今まで韓国語が話せる人がいつも同乗してくれていたから良かったものの今二人だけでしかも一人酔っ払いで大丈夫か不安だったけどなんとか乗ってみた
「アジョシ(おじさん)、ああぁ〜えっと○○キスクシャ(寄宿舎)go to go」
全く勉強した意味のない韓国語であった
菊池君はぐっすり眠ってる
可愛い寝顔
なんて思ってもいられなかった
どんどん宿舎から離れていく
全然通ったことのない道へ進んでいく
えぇ!!?
どうしよう!!!
「あっあっとwait!!ぜんぜん違う!!あぁ〜〜no〜」
おじさんはとまった
それからわけの分からない韓国語をバーっと言われてこっちも訳わからない
結局降りた
さっきよりも距離が遠くなる
最悪・・
酔っ払いをひきずりながら帰ったのは朝の6時だった
疲れた
本来なら朝食の時間だが僕らはベッドに倒れこんだ
最後の授業なのに!笑
結局起きたのは昼の一時だった
先生にも怒られて最悪な一日となった
とうとう明日で授業最終日 菊池君と一緒に生活できるのもあと四日