韓国に来て一週間がたとうとしている
本日は釜山
結構有名な観光スポットで寺みたいなところに行った
海がキラキラ光ってる
僕はいつものように菊池君と行動していると日本から一緒にきた女の子たちが話しかけてきた
「菊池君だよね?わたし幸子っていいます!ずっと話したかったんだよね。なかなか話す機会なかったし。今さらだけどよろしくね」
いちお自己紹介は最初らへんでしたけどほとんど名前も顔も知らなかった。
幸子さんは僕たちとタメで、パッツンで凄く可愛らしくてスタイルもいい子で屈託のない笑顔が特徴だ
いつの間にか二人とも仲良くなってた
僕そっちのけで話てる。
僕はしょうがないから、あと二人の男子たちと話をしていた
でも話をしていても菊池君と何話してるんだろう?
とかそんなことばっかり考えた
もし菊池君が幸子さんのこと好きになったらどうしようとか
だってあんな可愛い子に言い寄られたらノンケならたまったもんじゃないはず
食事中もずっと話してる
食事がすんだあともずっと話をしていた
おい・・・
いつまで話してるんだ!!
僕は凄くイライラしていた
髪切ったとたんに寄ってきた幸子にも腹が立っていた
僕が最初に好きになったのに!!
髪切ったことで男前だってことがバレたのかわからないけど・・・
バスで海水浴場へ移動してるときに菊池君は言った
「なぁ聡、ごめんだけど俺幸子と海で遊ぶからさ」
「え・・・?」
は?
僕と遊ぶためにわざわざ昨日水着選んだんじゃないの?
けっきょく幸子さんと遊ぶって・・・
いきなり何仲良くなってるんだ
「そうなんだ!良かったね。彼女がここで出来るかもね!」
「そうかもな。なんかあいつ俺のこと好きっぽいし」
墓穴を掘った
自分で言わなきゃ良かったって思った
なんか凄くショックだった
菊池君はゲイじゃないってのはわかってたつもりだけどどこかで、ゲイであってほしいという希望があったのが崩れ去った
余計なことまで聞いてしまった
海に行くと菊池君は着替えて幸子のもとに行ってしまった
僕たち三人で遊ぶことになったんだけど、ナンパしようってことになって何故かナンパに参加した
マジ女とかどうでもいいのに(笑)
しかも地味なやつばっかなのに女の子も引っかかるはずもなし(笑)
菊池君がいたらなむぁ〜〜ちょっとは女の子も気を向けてくれるかもね
あっまた菊池くんのこと考えてた
遠目で見えた
菊池君が幸子と遊んでた
幸子さんはやっぱ水着でも抜群のスタイルで胸も大きい
完全に菊池君は虜になってる
僕はその二人が楽しそうにしてるのを見るのが辛くて泳ぐのをやめた
一人でロッテリアに入りボーっとシェイクを飲む
周りは韓国語ばかりで雑音に聞こえる
マジぜんぜん楽しくない!
せっかく楽しいはずの海水浴が台無し
くそあの女が!
釜山からバスで帰る途中、疲れきってみんな熟睡していた
隣に座ってる菊池君も熟睡していた
もうすぐこの顔も見れなくなるのかな?
そう思うと悲しくて・・・
あまり会話しないまま一日が終わった