最悪・・・
なんで今帰ってくるの・・・?
菊池君は驚いた表情だった
僕の目にはっきりとその驚いた表情が見えた
「ちっ何で今帰ってくんだよ。邪魔だからあっち行ってろ」
先輩は僕の口に自分のちんこを入れたまま菊池君を追い払った
僕は頭が真っ白になって涙が出てきた
今までのことが走馬灯のように流れてきた
これでこの韓国留学も最悪なまま終わるのか?
何よりも菊池君にこれで嫌われてしまう
もう後悔の思いが何度も頭で繰り返される
「そ、そいつ嫌がってるじゃないですか」
「こいつが俺のしゃぶりたいって言うからしゃぶらせてやってるだけだよ!」
最悪!
マジこいつ最悪だ!
「・・・・そんなことどうでもいいからマジ切れますよ?」
菊池君はマジな顔を見せた
「おいそんなに怒るなよ!悪いお前の部屋で」
先輩は服を着てそそくさと帰っていった
菊池君に合わせる顔がない
裸のまま腹には精子が飛び散ってる
こんな姿見られて絶対嫌われる
「大丈夫か?」
そんな汚い僕にも優しく手を差し伸べてくれる菊池君に涙があふれた
「お前、泣くなよ。とにかくシャワー浴びてこいよ」
僕は菊池君に言われるようにシャワーを浴びて体を洗った
口の中が痛い
無理やり突っ込まれたからか・・・
首にはキスマークが数箇所ついてた
射精した後の後悔というか罪悪感が凄くて泣きまくった
菊池君に嫌われたことが凄くショックだった
恐る恐るシャワーから出ると菊池君はビールを飲んでいた
え?
「ほら!聡も飲むぞ!!」
えぇ?今もう夜中の2時なんですけど!
「マッショラ!!マショラマショラ(韓国語で飲め飲めみたいな掛け声)」
無理やり飲んで寝た
菊池君なりの励ましだったのかもしれない。
菊池君はぜんぜんさっきのことを聞かなかった
たぶん気を使ってくれたんだと思う
その優しさにまた胸が痛んだ
それと同時に菊池君のこともっと好きになった