テスト前で忙しくてなかなか続き書けない間に、大分スレが後ろにいったので新しくスレ立てました。もし読んでくれてる人いたら読んでやってください(^^;
続き…
もう一度優の顔をじっと見る。
吸い込まれそうな優しい目、口角の上がった薄い唇、スッと鼻筋の通った鼻、爽やかな黒髪の爽やかショートヘアーに日に焼けた健康敵な肌。形の良い耳。相変わらず顔小さい。
もたれられているから、背中に硬い筋肉が当たる。
あいかわらず欠点が見当たらない。
しかも野球部だし。
(欲しい。)
俺はどうしても優が欲しくなった。
俺はこういうとき、いたって真剣なのだ。
相手がノンケとか、あとでどうなるとか、そういうことは一切考えられなくなる。
とぼとぼ他愛もない話をしながら家まで歩いていると優が
優「ってかコンビニで酒買ってもうちょっと飲みなおそーぜい♪」
と言いながらローソンへ走りだした。
あんなに飲んでるから止めようと思ったけど、これって酔わせたら襲えるかもしれない。
俺は止めずに後を追ってローソンに入った。冷房の良く効いた涼しい店内で、優は酒のコーナーで何を買うか迷っているようだ。若干フラフラ体が揺れている。
優「なぁ啓祐はどれが好き?」
冷蔵庫の中に規則正しく並べられた缶チューハイを指差して、甘え口調で聞いてくる。
冷蔵庫から漏れる冷たい冷気が肌に心地良い。
俺「え、えーっと、なんでもいいよ。
色々飲みたいし色んな種類買ってみよう。」
酔わせて、優をなんとかしたい俺は優を差し置いて、カゴを持ってきて無造作に缶ビールやチューハイ、焼酎を大量に投げ入れる。
そのままスナック菓子も大量に入れてレジに向かった。
お菓子と缶チューハイが盛り盛りのカゴをドンと置くと
青と白のストライプの制服を着た疲れ果てた顔をした店員がレジを打つ。
優「そんなに買ったのかよ(笑)啓祐ってもしかしてアル中?」
優がちょっと驚いて聞いてきた
俺「んなわけないじゃんか(笑)ちょっと飲みたいっつーか、そんな感じ?」
買いすぎたせいか、お会計は8千円だった。
優「げっ高っ!!笑」
きっと優は飲み会で使ったし、そんなに持ってきてないんだろう。
俺「俺が出すからいいよ。」
優「いや、そんなの啓祐に悪いからダメ、俺も半分払う。」
ちゃんと折半したがるところから、優のキッパリとした真面目な性格が透けて見える。余計に好感が持てる。
俺「いいってば。じゃあ、今度学食おごってよ。」
そう言いながら親からもらったカードで支払う。
優「本当に良いの?じゃあ今日はゴチになりまーす!」
違うよ優、だってね俺が今日、
優をゴチそうになるんだから。