僕が手話を覚えたことで二人の距離はぐんと縮まった気がした
宗太さんは生まれたときから耳が聞こえない。今現在、職業は障害を持った子たちを教える先生だそう。年は26歳で僕とは8歳も離れてる。
すっかり手帳と軽い手話で話すのが僕たちの日常になった
たった一駅の間に
そしてとうとう日曜日に宗太さんの家に遊びに行くことになった
この間の財布のお礼がしたいらしくて・・・
まさかお礼って・・・ちょっとエロイ想像で股間を膨らましながら僕はアパートまで行った
チャイムを鳴らしてもわからないらしいから
僕はメールを送った
すると中から出てきた
タンクトップに短パンだった
タンクトップを着てるのが凄くエロく感じた
僕はドキドキしながら部屋に入る
綺麗に整頓されてあって男の部屋とはいえないぐらい
しかも、普通にファミレスで出てきそうな感じの定食が用意されてた
宗太さん手作りのとんかつは凄く旨かった
食べおわり後片付けをしていたとき
僕が茶碗を洗っていると宗太さんが何か手話で伝えてきた
手で僕との身長をあらわしてる
僕がチビといいたいのか?
紙に書いた
ユウトって小さくて可愛いね
はぁ!?
いきなり何??
ちょっと照れた
そういえば宗太さんは180センチはあって大柄で僕は160センチと小柄だから小さく見えるだろう。
今から何する?
何って・・・?
テレビもないし、ゲームもあるわけじゃないのに何するって言われても(笑)
もしかして宗太さんは僕と体の関係求めてるのかな?
もしかしてゲイなのかな?
でも聞くわけにもいかず(笑)
部屋で二人でボーっとした
時刻は九時になってた
ふと時計を見ていると視界に宗太さんの短パンの隙間からパンツが見えた
ドキ・・・
黒のボクサーかな?
なんか隙間から見えるパンツって何かエロイ
じっと見てると宗太さんがこっちの目線に気がついた
僕はすぐに目をそらした
なんかムラムラしてくる
今日泊まっていきなよ
僕にメモ書きを差し出した
うん
宗太さんは僕にお風呂をすすめてくれた
いい湯だな
この後どうなるんだろう・・まさか一緒の布団で寝たりするのかな?
そしてとうとう就寝の時間
宗太さんが床で寝て僕がベッドらしい。
ちっ!!
僕はさりげなく誘ってみた
床痛くない?男同士なんだし一緒のベッドでいいじゃん
暑くない?
暑くない
結局一緒のベッドで寝た
なんか凄く照れてドキドキしたけど幸せだった
宗太さんの顔が目の前にある
僕は思わず抱きついた