風呂から上がったら気持ち気分がすっきりした気がする。
部屋着に着替えて、髪を乾かして、ちょっとお父さんと顔を合わせるのが気まずいなぁと思いながらダイニングに行くと珍しくお父さんが流し台に立って洗い物をしてた(笑)
「●どうしたの?珍しく片付けとかしちゃって?明日雨がふっちゃうよ(笑)」
「◆ばぁか(笑)俺だってこれくらいはできるから(笑)たまには手伝わないとお前に悪いだろ☆」
と言いながら片付けをする父を見ながら僕は夕方取り込んでおいた洗濯物をたたみ、必要なものにはアイロンをかけていた。
意外にも先におわったのはお父さんだった。お父さんはテレビを観たりしてたが
「●僕は宿題があるからもう部屋に上がるね〜明日のワイシャツとハンカチはここに置いてるから☆」
と言うとお父さんも特にやることもないらしく一緒に二階の部屋に上がった。 僕は明日までに提出しなくてはいけない英語の課題があったので机に向かってやっていた。課題開始から20分くらい経って、英語辞書が必要なことに気付いた。でも普段使ってるのは学校に置いてるし…と一階のリビングの本棚に英語辞書があったはず!
一階に僕の部屋から降りるときは必ずお父さんの部屋の前を通らないといけないんだ。お父さんなんか疲れてるみたいだしもう寝てるかもしれないから、そーっとゆっくりお父さんの部屋の前を通過する。居間に下りて目当ての辞書をGETして再びお父さんの部屋の前を通ったとき
「●???」
なんかお父さんの部屋から変な音が聞こえたような?偶然にもお父さんの部屋のドアが少し開いてたので、気になってチラッと覗き見してみた。
ドアの隙間が狭くてよく見えないけど、「……!?」まず確認できたのは、お父さんがベッドの上に膝をついて中腰みたいな感じで構えてること。それからお父さんの筋肉の着いた体が見えるから、お父さんは全裸もしくは全裸に近い格好であること。次に扉に背を向けてるからよく見えないけど、右手が股間の前で激しく動いていること。…たぶん右手はオチンチンをしごいてるんだと思う。でもお父さんって後ろから見ててもすごい体がきれい。色黒の体の筋肉も適度に付いてて、オナニーの激しさのせいなのか体中汗だくで、その汗が体をてかてか光らせてなんかエロい…
そして耳を澄ますと、お父さんが何か呟いてる。
「◆…マ、…マ、…ウマ、ユ…マ……ユウマ!」
「●!?ユウマって呟いてる…お父さんが僕の名前を呟きながら、あんな体を汗だくにして、オナニーしてる…」
僕はこのままお父さんの部屋に入って、お父さんに抱かれようかと思いました。…でもユウマなんて名前は珍しくないし、だいたいが僕の聞き間違いかもしれないし。それに仮にお父さんが僕の名前を呼んだとしたらお父さんは男の人が好きってことになるでしょ?男の人がすきなのにお母さんと結婚するわけないし…
僕はそっとお父さんの部屋の前から離れて自分の部屋に逃げ込みました。
せっかく辞書を取りにいったのに勉強が全く手に付かず、お父さんのことばかり考えてました。
まあ今あれこれ考えても仕方ないし。とりあえず今日は寝ることにしました。