僕は幼い頃から引っ込み思案で目立たないヤツだった。
そんな僕を引っ張ってくれたのは、幼なじみの聡だった。
いつでも一緒だった。
家が近所で親同士も仲良かったし。
同い年だけど兄貴みたいだった。
小学校の4年まで一緒のクラスで仲良しだった。
だけど、5年で別々のクラスになり、聡は他の人と遊ぶようになった。
それが僕にはツラかった。
僕が一人で本を読んでる時に聡は他の人とサッカーをして遊んでる。
僕がグループ活動で無視されてるときに、聡は他の人と話してる。
それがすごく嫌だった。
そんなことを考える自分も嫌だった。
小6になり。
僕はイジメられるようになった。
5年の頃から無視はされていたが、それだけだった。
だが、6年になってからはいろいろされるようになった。
物が無くなったり、押されたり。
プールが始まってからは裸にされることが増えた。
最悪だったのは修学旅行だった。
早い者は毛が生えたり、オナニーを覚えていた。
そんな奴らからしたら、僕は格好の玩具だった。
「拓哉く〜ん」
「遊ぼうよ〜」
僕の布団の周りに集まる5人。
「その…僕、眠いから…」
はっきりと言えない僕。
「いいから、遊ぼ」
無理矢理押さえられる。
「……」
僕は怖くて何も言えない。
「セックスって知ってるか?」
「し、知らない…」
「してみたいか?」
「したくなぃ…」
拒否したら腕を思いっきり握られた。
「したいよな?」
「し、したい…」
これ以上痛くしないでほしくて僕は承諾してしまった。
僕は服を脱がされ全裸になった。
「やっぱ生えてねぇな」
「それに小さいな」
「お、でも、剥ける」
「どこに入れるんだ?」
「そりゃ尻の穴に…」
恥ずかしくて泣きたかった。
つづく。