昨日、更新しようと思ったけど寝てしまいました…。
遅くてすみません。
続きです。
「孝ちゃん、したぃの…?」
「お前のこと、犯したい」
8割は本音だった。
「…手、離してよ」
俺は怒らせたと思いすぐに手を離した。
だが、それは俺の思い違いだったらしい。
圭介は俺の首に手を回し、離れられなくした。
「孝ちゃん、僕、ここに住んじゃダメ?」
急に幼い感じで話し始めた圭介。
これも何かの罠なのだろうか。
「家に帰りたくない…」
まっすぐに俺を見つめてくる。
「ねぇ、いいよ、しても。その代わり、僕のこと必要として…僕のこと見て…僕のこと構って」
瞳を潤ませる圭介。
これも罠なのかもしれない。
そんな考えは思い浮かばなかった。
シャワーを浴びたとき分かった。
圭介は男とするのに慣れている。
身体を洗い合い、シャワーで流す。
その時の行動が少年とは思えなかった。
俺の股間を優しく愛撫する指の動き。
陰茎にねっとりと絡み付く舌。
「孝ちゃんの…んんッ」
喋らせたくなくて俺は無理矢理口に押し込んだ。
俺は先にあがり、歯を磨いた。
そのあと、部屋をもう一度片付ける。
買っておいたバイブなどを準備し、風呂場に戻ると、圭介が腰にタオルを巻いて待っていた。
「部屋、行こ」
「うん」
部屋に招き、俺はベッドに横になる。
「俺、基本マグロだから」
そんなの嘘だ。
思いっきり攻めたい。
思いっきり喘がせたい。
なのに圭介にはできない。
「わかった」
俺の胸に跨り、69に近い体勢でフェラをする。
尻を上げてるからアナルが丸見えだ。
俺は枕もとに準備していたローションをアナルに塗り、指を入れた。
「んんッ」
甘い息を吐く圭介。
2本の指を余裕で飲み込んだ。
3本は少しキツかったが入った。
だから俺ははバイブを突っ込んでやった。
「あぁッあぅあぁ!」
グリグリろ掻き混ぜるように回したり、ピストンしたりすると面白いように喘いだ。
目の前でくねくねと動く尻に俺のSな部分が反応した。
バシッ
軽めに叩いたのにいい音がした。
「ひぃッ」
「痛いか?」
「大丈夫…好きなようにして…僕は孝ちゃんのモノだから」
「そうか。なら」
バシッバシッ
遠慮なく強めに叩いてみた。
「ぐぅッ。ぁは…あぁあはは…」
壊れたように笑う圭介。
こいつは真性のMだ。
「ねぇ…ちょうだぃ。お尻に孝ちゃんのぉ…」
「じゃあ自分でいれてみろ」
圭介はバイブを抜き、反転して、俺の腰の上に跨った。
そして、ゆっくりと腰を沈める。
「あぁぁぁぁ…」
甲高い声を上げながら俺のモノを飲み込んでゆく。
自慢じゃないが、俺のモノは18センチくらいで、普通よりは大きいはずだ。
だが、それを圭介は簡単に飲み込んだ。
「孝ちゃんの…すごぃ…」
自ら腰を上下に動かし、俺のモノを刺激する。
「感じてんのかよ?この変態野郎」
「孝ちゃん、言葉責め下手〜」
いつものような顔でいつものような喋り方をされた。
ギュッと胸が締め付けられた。
「孝ちゃん、嫌?」
圭介の動きが止まる。
「え?」
「嫌そうな顔してた」
「…ごめん」
生徒とするってことが嫌なんじゃない。
この子がこんなにも慣れてるのが嫌だった。
「いいよ。でも、ここまできたら最後までするから」
腰の動きを再開する。
俺も下から突き上げた。
一層高い声で鳴く圭介。
それから正常位に体勢を変えた。
「うぐっあぁッ」
触ってないのに先走りで光ってる圭介のモノ。
「もうすぐッ」
「僕もッイクッ」
絶頂間近の俺のモノに刺激されてか、圭介はトコロテンをした。
「あぁッイクッイク!」
俺もすぐに圭介の中に果てた。
人生初の中出しだった。
「なぁ…圭介」
シャワーを浴びたあと、ベッドに二人で横になっていた。
「俺、中学の時に親が再婚してさ、親父の連れ子に教えられたんだ」
俺が何を聞きたいかわかったようだ。
「兄貴…つっても三か月しか変わんないんだけどな。まぁ、転校して兄貴と同じ学校で、同じクラスで。兄貴は人気者。俺はあとを着いて回る奴隷」
髪をいじりだす圭介。
いつも緊張したりしてるときにやる癖だ。
「まだ2年で、先輩がいたからさ。兄貴が先輩方に俺のことを教えて、俺は男の悦ばせ方を学んだ。3年になったら今度は同級生。あとは知らない人ともしたな」
「金か?」
「そうだよ。これが意外と儲かるんだ」
いつものように笑う圭介。
この笑顔が一番好きだ。
「高校に入っても、まぁ、当時の先輩がいるからね。兄貴と別々でもされるわけよ。家に帰っても兄貴がいるしさ。誰も俺を見てくれない。髪染めたのに親は何にも言わないし。そりゃ、兄貴が有名な進学校に行ったからってさ…」
暗い表情は見たくなかった。
「誰も俺のこと見てくれない。でも、抱かれてるときは見てくれた。孝ちゃんは…抱かないでも見てくれたけどね」
ニコッと笑ってキスをしてきた。
「俺からしたの初めて」
「…ばか」
恥ずかしくなるわ。
「えへへ。孝ちゃんが猛のことも見なきゃいけないのは知ってるよ」
「どっからその情報を?」
「孝ちゃん、いっつも俺と猛のこと見てるから。今度の監視はこの人かなぁって」
そんな見てたのかと思った。
「猛、いい子だよ」
「付き合いあるのか?」
「中学からのね」
「へぇ…」
話してるとこを見たことがなかったから仲がいいと思わなかった。
「猛、家が大変なんだって」
「どんなふうに?」
お前もだろってツッコミはおいておく。
「母親が死んだの、見たんだって」
「…そう…か」
「中3のときかな。父親の女癖の悪さで家庭が荒れて、母親がいろいろと悩んでオカシクなって、最終的に自殺して。猛が帰ってきたら首吊りしてたんだってさ」
「そんなことが…」
「父親のほうが金持ちで情報が漏れないようにしたんだって。やっぱ世の中、金なんだね」
子供に言われると何故か虚しくなる。
「よく猛が話してくれたな」
「まぁ…俺が必要だったんだよ。あいつには。俺もあいつが必要としてくれるなら嬉しかったし」
「…つまり…?」
「猛とは何度も抱いて抱かれてを繰り返したよ」
生徒同士が…。
いけない妄想が脳内に流れた。
「それから母方の親戚の家に預けられて。まぁ、あと少しだからって転校はしなかったんだけどね。その頃からかな。あんなふうになったの」
どちらも複雑なようだ。
俺になんとかできるのだろうか。
「孝ちゃん」
「ん?」
「猛、呼ぶ?」
上目遣いで俺を見る圭介。
「馬鹿」
俺は圭介を抱きしめた。
「お前は俺だけを必要とすりゃいいんだよ」
「ありがと」
圭介も抱きついてきた。
そのまま唇を重ね、舌を絡め合った。
また明るくなれば学校。
そんなことはわかってても体は言うことを聞かずに圭介を強く引き寄せる。
「えっちぃ」
「お前もな」
そのまま再び深く重なり合った。
続く?