またまたコメントあーざっす!?続き書きますね!?
先輩と二人で、亮太がいつもとは違うと察知した。
先輩は、「そっか。亮太は直樹の同期だもんなぁ(笑)いいな?直樹?俺もう同期は○○(係長)しか残ってないから。同期は大事にしとけよ!亮太、直樹は違う課だけど、色々頼むな!」
「はい。直樹は俺の大事な同期ですから安心して下さい。直樹?」
「は?」
「今日も先輩と幹事頑張れよ。」
「サンキュー。」
「係長、うちのバスに直樹乗せてもいいっすか?幹事が二人共一号車に乗ってても意味ないですよね?」
先輩がすかさず返した。「いやいや亮太、俺ら色々仕事あるから、何かと打合せしたり、上役の相手で忙しいから。上役全員一号車に乗ってるから、幹事がお相手するのが役割だろ?意味ない事はないから。」強く言い切ってくれた。
「わかりました。先輩がそう言うなら大事なんでしょうね?ただ、同期で色々話したかったんで。じゃあ、直樹、頑張れよ。係長、そろそろ俺らも部屋戻って準備しますか?」
そう言って、係長もまた後で、と言っていなくなった。
いなくなってすぐ、先輩は
「直樹、何かあいつ様子おかしくない?」と聞いてきた。
「先輩、ひょっとしたら、ひょっとしてなんですけど、奴、トイレの出来事、知ってるかもしれないんすよ、さっき質問されて…」
「何て?」先輩の表情が変わった。
一部始終を話した。
「了解。でもいつも通りにすんのが一番だな。平常心だ平常心。何も気にするな。」
「でも…」
「構うなって。気にしたら、感づかれるし、探り入れてくるだろ?」
「はい。」
先輩が言うから、俺はそれ以上、亮太を気にしないようにする事を心がけた。
そんなこんなで二日目がスタート。
昼近くに、妻に電話。先輩の奥さんにもお礼を言い、先輩も電話代わり俺の妻とも話す。
電話を切ってすぐ、先輩が「まさかのまさか、俺らの事なんて考えもしねえよな?」と言って笑った。
先輩は何か楽しんでるように見える。
「先輩、いつもこんな事してる訳じゃないっすよね?」
「な訳ねえだろ?(笑)初めてだよ。しかも相手がお前(笑)ぜってぇ、ぜってぇバレないしな(笑)」
俺も少し笑った。確かにそうだ。
先輩と心地よい時間が流れるも、幹事のバタバタで慌ただしく、昼食会場の案内になった。
上役達を先に座らせ、その後は適当にと動いていたら、亮太が来た。
「直樹?」
「うん?」
「お前の場所取っといた。」
「あぁ。サンキュー。」
「先輩も係長の横にしときましたんで。」
「亮太、有り難いんだけどさ。俺ら上役の相手なんだって。直樹と話したいのわかるけど、これも仕事の内。お前も子供じゃないならわかるだろ?」
先輩が強く言ったので、亮太も少し引いたみたいだった。
「申し訳ありませんでした。」と言って、亮太が去って行った。
先輩が「直樹、話しある。」
「わかりました。」
先輩が、食事会場から離れた所に歩く。
「どうしました?」
「もうこうなったら正直に言うよ。」
「はい。何すか?」
「亮太、あいつ、多分俺の事好きだと思う。」
「は?何すかそれ?(汗)(笑)」
「あいつ、お前が長期出張でロスに行った時、結婚式したろ?お前行けないからって、俺とお前であわせてプレゼントしよう、って話ししたろ?」
「はい。」
「俺面倒臭いから、亮太に何いい?って聴いたら、先輩と二人だけで飲み行きたい、って言うから連れていってさ。ベロンベロンに酔って、送るって言ったら、まだ帰らないっつーから、カラオケ連れていってさ。」
「はい。」
「そのカラオケで。」
先輩が躊躇うように口を噤むから「それで?どうしたんすか?」と聞いた。
「そしたら、あいつが、【俺、バイなんです。先輩と一度だけでいいから、抱き締められたりキスしてくれたら幸せです】って言って。」
「はい。」
「そうしてくれたら、先輩の事忘れられるって、勿論断ったぞ、俺そんな趣味ねえし。まぁ、お前とはちょっと違うしな。それからは普通に接してやってるけど。」
「そうだったんすか。」
何となく、亮太の挙動不審な行動と言動の意味がわかった。
「しかし、先輩はモテモテっすね、女だけじゃなく男からも(笑)。フェロモンムンムンなんすかね(笑)」
「何言ってんだバカ、とにかく、亮太は俺も注意して見とくから、お前も気を付けろ。あいつ明らかにおかしい。とにかく二人で行動だな。あいつに近付くな。」
「はい。」
二人で会場に戻った。亮太は俺と先輩を見ていた。
俺は、食事後の自由時間、亮太の所に向かった。
「亮太?今時間ある?」
「あぁ。いいよ(笑)」
二人で話しをする事にした。先輩に悪いと思いながらも。