返信ありがとうございます。
そのメモを見てみると携帯番号と花火大会の後に待ってるというなぐり書きだった。
「・・・」
なんか不思議な感じだったが、こんなことあるんやと思って少し興奮していた。
トイレから出ると、まだ結衣は出てきていなかった。
「混んでるなあ・・」
そんなことを思いながら、その場で結衣を待っている。
「ごめーん、並んでたよ中すごい人やわ」
結衣が申し訳なさそうに小走りでやってきた。
「花火はじまるね」
「ほんまやっと始まるなー」
そんな会話をしながらも花火を眺めていた。
大きな花火、小さな花火、連発、いろんな花火をお互い
「綺麗な・・・」
キャッキャ言いながら満喫していた。
ぼくは途中からは花火のことよりさっきの衝撃的な出会いのほうが気になり、
結衣のことよりも気になっている自分が腹立たしかった。
「結衣ごめん」
花火も終わりごった返していた。
「結衣どうするこれから?」
「うんん・・抱いてほしいけど明日しごとやから・・」
「・・・」
「たくは?どうしたい?」
「おれ?結衣が明日仕事やったら今日は我慢するよ。」
ぼくは心でずっと謝りながらも、気になっていくのはほぼMAXになっていった。
「駅まで送ってくよ」
「うん」
「たくキスしてほしい・・」
「ん・・」
軽くキスをし、結衣の甘い唇の感触に、罪悪感を感じた・・