(3の名前を落しました)
「2−Bの○○(俺の苗字)、早く出て来い!」
俺は飛び上りそうになった。
急いでビキニを穿こうとしたが、でかくなったさおが引っ掛かり、バランスを崩して、トイレの壁にぶつかった。
すると隣のブースから「誰かいる!」「誰だ!」の声が。
俺は学生服を直しはしたが、出ていくか迷いに迷った。
「○○レオ、タバコ吸ってることはわかってるんだ。早く出て来い!」
この英語の教師は、去年大学を卒業して、うちの高校へ来た奴だ。
「出てこなかったら、俺が行くぞ!」
トイレの前でどなっていやがる。
『これからいいとこなのにな〜』
『でも、今出たら2人にばれるじゃん。どうしよう…』
「レオ、いないのか?」トイレに入ってくる靴音がした。
俺は仕方なしに出て行った。
俺とすれ違った教師は「ん?タバコの匂いがしないな〜。」
「吸ってねえよ。腹痛かったから、糞やっていなんだよ!」と俺は言ってやった。
「補習に遅刻だから、今週は毎日来てもらうぜ」とぬかしやがった。
俺は腹が立ったが、無視して教室に向かった。
やっと1日目の補習が終わり、チャリンコで正門を出た時だった。
「レオ君」の声に呼び止められた。