楽しみって言ってもらえて嬉しいです。
続き書きます。
隠してた手を横にやった。
やっぱ恥ずかしい…。
「あぁ。もしかして包茎なこと気にしてたの?」
「ぇ…あの…」
隠してたことをそんなふうに勘違いしたらしい。
「大丈夫だよ。僕もそうだし」
ニコニコと爽やかに笑う部長。
笑顔と会話がなんか合わないなぁ。
そんなことを思いながら部長の体を想像した。
脂肪の少ない体に色白の肌。
薄めの体毛に包茎の…。
昨日の抱きつかれたシーンを思い出す。
抱きつかれ押し倒されて…。
そのまま優しく愛撫されたら…。
「ぁ…」
やばい…。
勃ってきちゃった…。
部長に見られてると思ったら余計にドキドキしてダメだ。
俺は部長の前で勃起させてしまった。
「ま、まぁ、人前でこんなふうに裸になることないから…ね」
部長もフォローに困ってる。
「大丈夫だよ。まだ上の途中だから。僕が下を描き始めるまでに落ち着けば」
「すみません」
「初めてのヌードなんてそんなもんだよ」
描きながら話してくる。
「部長も経験が?」
「…まぁね」
苦笑いをする。
あんま触れないほうがいいようだ。
「よし。どうだ!」
外が夕焼けと夜の間になったとき、部長が立ち上がった。
「こっちきて見てみて」
「はい」
全裸のまま近寄る。
キャンパスには裸の俺が。
もちろん下は平常時のモノ。
「綺麗な体だから頑張ったよ」
「そんなことないですから」
「そんなことあるよ。だから特別に見せてあげるね」
美術室の奥の棚から数枚の絵を持ってきた。
「前の前の部長が描いたやつ」
今と変わらないような姿。
モノはやはり包茎だった。
続く